温泉で「のぼせ」を防止する3つの方法と、5つの対処法

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今回は、お風呂で「のぼせ」が原因で気持ち悪くならないようにするにはどうするか!
また、のぼせてしまって気持ち悪くなったらどうするか?などを考えてみたいと思います。

「のぼせ」と「湯あたり」は違う。

良く、「のぼせ」と「湯あたり」と混同している方がいますが、「のぼせ」は熱による体調不良で、湯あたりは温泉成分で体が反応することを言い、通常は数回入浴で泉質に慣れないために起きるのが普通です。

当館では以前お風呂の温度を以前42℃で営業していた際は、脱衣所で倒れるお客様が多く、年間数回の救急車のお世話にもなりました。
倒れた段階で本人に確認して、救急車を呼んでほしいと希望があればお呼びしますし、完全に意識がない場合は無条件に救急車をお呼びします。
それから、色々しらべた結果、温度を1度下げさせていただきましたが、その後倒れるお客様が激減した反面、「ぬるい」と苦情が急増しました。
でも、お客様の健康が第一だと思っています。

「のぼせ」を起こさないための3つの方法

1.入浴する前に充分な水分補給をする。

お風呂でも汗はかきます。その分の水分補給を先にして、体温調整がスムーズに出来るようにしましょう。

2.分割入浴をしましょう。

温泉のマークを思い出してください。
3本の湯気が見えます、標準は5分入浴したら休んで、更に8分入浴、休憩後さらに3分入浴が標準です。
体調に合わせて調整してください。

3.42℃以上の熱いお風呂には入らない。

これも大事です、「のぼせ」は熱中症の一種ですから、最初からあまり熱い湯に入って、我慢しなければよい事なんですよね。

さて、”のぼせ”の場合の対応法ですが、原因は熱がこもった状態で、一種の熱中症ですので、それと同じ対処法でも間違いはありません。

「のぼせ」になってしまったらどうするか?

では、実際に自分や家族が、「のぼせ」なった場合を考えてみます。今回は、お風呂や脱衣所で出来る具体的な対処法を紹介します。

1.意識が無い場合は、気道の確保を最優先にする。

いきなり倒れて、或いはお風呂の沈むように意識を失う方もいます。
このような状況になると、本人は無力です。
重篤になると、暫く気が付かない場合が多いようですが、一番大切な事は、呼吸が楽にできるように、のどの部分を真っ直ぐにして、気道確保をして下さい。
最悪の場合は嘔吐で喉を詰らせる場合もありますが、そうなっても慌てず、周りの方は、うつぶせにしての喉に嘔吐物が詰らないようにしてください。

2.体を横にして、落ち着くまで休む。

のぼせると、立ってられないくらいで必然的に寝ないといけませんが、お風呂で倒れた場合は、外傷や他に怪我がない場合は暫くそこで休んだ方が良いでしょう。
お風呂場で倒れると、裸ですし、硬い部分に頭部をぶつけけがをしやすいのです。
外傷があって血が出ている場合は、けがの手当てを優先に処置しましょう。

3.首筋や、手足などを冷やす様にする。

体を冷やす意味で、顔や手足を冷やすと回復が早くなります。しかし水風呂など体を急に冷やすと、ショック状態になる可能性もありますので、良くありません。

4.タオルや浴衣で体を保護する。

熱中症ですから、早く体を冷やせばよいよ思われがちですが、体がぬれていて、裸だと急に冷えすぎます。タオルか浴衣で保護しましょう。

5.早めに水分補給を心がける。

熱中症になるまで、かなりの汗をかいているはずです。
それがお風呂の中なので、分からないだけなのです。
早めに水分補給をして下さい。この場合は吸収のはやい、スポーツドリンクなどが良いでしょう。

まとめ

今回は経験で、色々書かせてもらいましたが、基本的には疲れていた、体調が思わしくなかった。
せっかく遠くまで来たので、普段より頑張った。
などの要素も複雑に絡んで、のぼせる事も有ります。
ムリをしないように楽しんでお風呂ライフを過ごしましょう。

普通は「のぼせ」は2~3時間で元に戻りますが、まだおかしいようでしたら、他に原因があるかもしれません、必ず医療機関を受診しましょう。

タグ:
のぼせ

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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