温泉は実は鮮度は大事です。

温泉施設の社長のブログなので、温泉の事書こうかなと思っています。

世間では、あまり問題になりませんが実は温泉の鮮度って大事です。

例えば地下にある状態の温泉には成分によっては、炭酸泉の二酸化炭素ガスが大量に溶け込んでいます。
硫黄泉の硫化水素ガスもそうですし、放射能泉のラドンガスなどがそうです。

しかし、これらは非常に不安定で、空気中に出た段階で気化し始めます。
つまり時間とともに温泉が劣化するのです。

さらに温泉に含まれていたカルシウム、マグネシウム、硫黄などの鉱物質の物質も結晶を作り沈殿したり、輸送管の内部に沈着したりします。

さらに、酸化の影響も大きいでしょう。

このように温泉は地上に出た瞬間から劣化が始まります。
以前記事にした『温泉水の加水について』や『温泉の衛生管理ってどうよ』にも共通していますが、私たちはお客様に温泉を供給しているのです。
ですから、これらをすべてクリアして最高の状態の温泉を供給する責務があります。

例えば放射能泉で有名な栃尾又温泉の自在館がありますが、あそこの下の湯は湯船の中心部から源泉が湧き出る方式です。
これ以上新鮮な放射能泉はありません。
素晴らしいと思いました。

条件もありますが、最大限の努力をして、ベストな状態の温泉を供給するのが我々の使命だと思います。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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