温泉についてもっと勉強しよう、今回はタイプ別の温泉について。

乳頭温泉鶴の湯 混浴露天風呂

乳頭温泉鶴の湯 混浴露天風呂

こんにちは、今日も僕のブログに来てくれてありがとうございます。
最近はこのブログの読者の皆さんにも、温泉の勉強をしてもらいっています。
だって、興味を持った方が、温泉も愛おしく感じるでしょ。

では、今回はタイプ別の温泉についてです。
日本には、たくさんの温泉があります。
全国には温泉地は3,085か所で源泉の数は247,219か所もあり、さらにそこからゆう出している量は毎分2,588,196㍑もあるのです。(日本温泉総合研究所のホームページより)

温泉の種類

草津や別府ように、火山の近くにある温泉、かと思えば、東京都の真中にあるような温泉。
この2つが同じタイプの温泉だとは思えませんよね。
例題に挙げたように、温泉は火山性温泉と非火山性温泉に分けられます。

  • 温泉
    • 火山性型温泉(代表的な温泉:草津温泉)
    • 非火山性温泉
      • 深層地下水型(代表的な温泉:大江戸温泉)
      • 化石海水型温泉(代表的な温泉:松之山温泉)

※例外:その他の非火山性の温泉

という感じになります。
大きく分類すると3タイプに分かれます。

火山性型温泉

火山地帯では、地表に降った雨や雪の一部は地中にしみ込んで地下水となります。

この地下水がマグマ溜まりの熱で温められ、断層等の地下構造や人工的なボーリングなどによって地表に湧き出してきたものが火山性の温泉です。

このタイプの温泉では、マグマのガス成分や熱水溶液などが混入したり、流動中に岩石の成分を溶解することなどにより、温泉の様々な泉質が作らるのだと言われています。

代表的な温泉:草津温泉

深層地下水型温泉

地下では、100m深さを増すごとに温度が約3℃ずつ上昇すると言われています。。
例えば、地表の温度が15℃と仮定すると、地下増温率によって一般的には地下1,000mの地温は45℃、1,500mでは60℃となります。

地下水が地中深く達し、地下増温率による地熱を熱源として温められたものが、非火山性温泉の深層地下水型になります。

代表的な温泉:大江戸温泉

泉質はその場所の地中の成分に大きく影響されます。

化石海水型温泉

地殻変動などで古い海水が地中に閉じこめられている場合があります。これを化石海水と呼んでいます。

このタイプは化石海水がどの深度にあるかによって、温泉の温度も様々で、松之山温泉のように3千メートルより深いの地下にある温泉だと、地下の温度上昇により90℃以上の温泉になるのです。

地表から数百メートルにある場合には、地下増温率でそれほど高温にはなりません。また、海に近い地域においては、現在の海水や地下水が化石海水に混入しているケースもあります。

この温泉は内陸部でも塩分濃度が高いのが特徴です。

代表的な温泉:松之山温泉

その他の非火山性の温泉

例外的には、温泉法では成分が一種類でも一定量以上含まれていれば、泉温が25℃に満たなくても温泉となります。

ボーリングなどによって地中から湧出した時の水温が25℃未満のものでも、規定された成分が一定量以上含まれていれば温泉法上の温泉となります。

なお、このような温泉の場合、含有される成分によっては泉質名が付けられないものもあります。
十日町市で、このタイプの温泉は十日町温泉の明石の湯の温泉がこのタイプに近い温泉だと私は思っています。

以上参考になったでしょうか?

タグ:
温泉のタイプ

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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