雪室コーヒーの美味しさの謎を科学的に検証したそうです。

道路に降った雪ですが、すぐに消えてしまう運命です。 結晶のまま降ってくるのは希ですが、儚い冬の花です。

道路に降った雪ですが、すぐに消えてしまう運命です。
結晶のまま降ってくるのは希ですが、儚い冬の花です。

なぜ雪室コーヒーは美味しいのか?
今まではイマイチ分らないところがありましたが、科学がその美味しさの秘密に迫ったってお話です。

僕がその話を知ったのは、松之山温泉にある画廊喫茶 亜土梨絵のマスターからメッセージを頂いたことからです。

雪室コーヒー何故おいしいか科学的に検証している方がいますし、ネットでも論文を読むことが出来ますよ、と紹介して頂きました。

さすが珈琲のプロは勉強熱心ですよね、参考になります。画廊喫茶 亜土梨絵ではいつも、珈琲専門店ならではのクオリティの高いコーヒーを飲ませてくれます。

僕もその論文を探したところ、新潟県立大学の曽根英行氏を中心に他の方グループの論文「雪室貯蔵によるコーヒー豆の香気成分の変化について」を見つける事が出来ました。

早速読んでみると、英語・・・でも大丈夫でした。ちゃんと日本語でも書いてありましたから(笑)

それによると、それぞれ異なった4つの保存状況で4週間保存し結果を検証したというものです。
① -80℃で保存
② 常温貯蔵(20℃ 湿度45~60%)
③ 冷蔵貯蔵(2℃~5℃ 湿度45~60%)
④ 雪室貯蔵(2℃ 湿度99%)
それぞれ香気成分の変化を調べたというものです。

①はほとんど変わらないと言う事が想像できます。
その結果香気成分が残っている比率①の究極保存に対しては③冷蔵貯蔵が一番あり、それと比較すると45%しか④雪室貯蔵は残っていなかったらしいですが・・・

しかし構成比で見ると、人が不快に感じる香気成分は減少し、甘い香りや香ばしい香り、さらにコーヒーらしい香りの香気成分の比率が増すと言う好ましい結果だったそうです。

つまり、雪室貯蔵により、より好ましい香気成分の比率が増したって事ですよね。
今回は香気成分の検証ですが、味覚成分でも同じことが起きているのではないかと想像します。
だって元があるから、匂いがする訳ですから。

少し話は横道にそれますが、冷凍保存と雪室貯蔵はなぜ似たような環境なのに香気成分が残らないか?不思議ですよね。
その事についても触れていますが、雪室は湿度100パーンセント近くの多湿状態である事。
また、雪の中を通った空気が、雪のフィルター(雪の塊は多孔質構造)
で水溶性の物質が濾過されるので、空気も綺麗になるらしいでのです。
これは、雪冷房でも実証済みですけど、雪って凄いですね。
普段は、われわれ雪国に生活する人の嫌われ者のですが、少し見直してみました。

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今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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