今年の冬の雪はどうなる?(令和3年秋~令和4年春)

今年も秋が来ました。
そろそろ冬の雪予想の時期ですねよね。
私は趣味で毎年この時期に、今年の冬の雪予想をしていました。
的中率は???ですが、感じるのが気象庁の予報の精度が上がっている気がします。
さて、今年も頑張りますよ。

ちなみに、私の予報は新潟県上越〜中越地方を中心に予報しているつもりです。

富士山の初冠雪

今年の富士山の初冠雪は例年より1ヶ月ほど早い感じで9月7日に観測しました。
では初冠雪が早い時は新潟県の津南町の積雪はどうか?
過去30年ほど見てみました。
すると、1か月近く富士山の初雪が早かった年は4回ありました。
すると、やや大雪傾向な年が3回、小雪が1回でした。
この事から今年の傾向を予測すると、普通からやや大雪傾向となります。
※気象庁はその後、富士山山頂の最高気温を記録したので9月7日の初冠雪を取り消しましたが、雪が降ったのは事実なので、ここでは9月7日とします。
しかし新しい発表の新基準9月26日を富士山の初冠雪とすると、過去30年で10回ありました。

内容は豪雪が1回
普通からやや小雪が9回でした。
これ行くと9割が普通からやや小雪で数字で言うと津南町役場の最高積雪が2メートルから2.5メートルになる予想になります。

気象庁の長期予報

気象庁の長期予報では、気温はやや低めの傾向で、降水量も多めの予想です。
ただ確立ですから、逆になる可能性も無いわけではありません。
気温を見ると、寒くなるが40%普通が30%、暖かくなるが30%です。
普通かやや寒い傾向だと読み取るのが正解で、雪もやや多めになるかもしれない予想となります。

エルニーニョ/ラニー二ャの状況

一般的にエルニーニョ現象が起きると冷夏〜暖冬傾向に、ラニャーニャ現象が起きると猛暑〜寒い冬になりやすいと言われています。
ですから、多くの方がエルニーニョ/ラニー二ャ現象を気にかけておいでだと思います。

では今年は?気象庁では9月10日に最新の監視速報発表しましたが、
現状はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態となっている。
今後、冬にかけてエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態が続く可能性が高い(70%)
となっていますので、今年その点からいうと例年通りとなります。

11月11日追記

気象庁が最新の予想を出しましたが、やはり2月ごろまではラニーニャ現象になる確率が高いようです。
新潟市の平地部で「ラニーニャ現象」の傾向を見てみると、平年よりも雪が多い傾向です。
過去3回(1998年、2005年、2017年)の降雪量はそれぞれ平年と比べて118%(1998年)、157%(2005年)、265%(2017年)となっています。
昨年も新潟市内は記録的な大雪になり、さらに関越道の立往生もありました。
早め早めに雪への万全な対策を取りましょう。

北極振動ラニーニャ現象

なぜ北極振動の波動がうねるのか?異変がどんな原因で起きるのかわかっていません。

しかし上の図のように北極の寒波が大きく蛇行する年と、下の図のようにあまり蛇行しない年があるようです。
北極振動の大きなうねりで、寒波が日本上空に居座ると大雪になる事があります。
上の図のように北極振動が大きく蛇行する年はプラスで、期間は短めですが日本上空に寒波が押し寄せ、短期間で豪雪になることがあります。
北極振動プラスが確実に豪雪に繋がるわけではなく、大雪になる可能性があるって感じでしょうか?
以前、大きく北極振動プラスの影響で、強力の寒波が連続で押し寄せたり、12月の大雪や、普段雪が降らない地方の大雪で大混乱になった事もあるようです。

1つの指標として参考になるものと考えています。
さて、今年の予想ですが田中先生の予想グラフを見ると、まだ時期は早いのですが年内の予報を見ると、今年の北極振動は大きく振れないようです。

この面からは、今年の冬は北極振動による寒気の張り出しによる短期の豪雪にはなり難いと予想します。

11月11日追記

最新の予想

最新のデータを見るとまるで変っていました。
現時点で、今年の北極振動は大きく振れて、振動の多い冬になりそうです。
この振動により一時的にしろ、強烈の寒波が覆うと、日本中大雪になる可能性があります。
山沿いでは、豪雪になり十日町でも24時間で1mを超える積雪があるかもしれませんし、平地部でもドカ雪で交通マヒが起こるかもしれませんので、今年の冬は気を緩めないで行動することが大切かと思います。

 

まとめ

今年は全てのデータが、普通からやや寒い傾向で、雪は例年より多いかもしれないって感じです。
現在の所、極端な小雪暖冬や、大雪の傾向は見られないようなのでやや安心ですが、普段より雪は多少多いかもしれません。
そんな訳で、雪に対する極度の警戒は要らないようですが、安心までは行かないようです。

タグ:
今年の冬の雪予想
今年の冬を予想する

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントは受け付けていません。

ページの先頭へ