ナステビュウ湯の山式、日々のお風呂の管理

たまには当館の日々のお風呂管理について書いてみます。
ナステビュウ湯の山は日々の管理について、一番大切なの事は衛生管理だと思っています。

男女のお風呂

お風呂のお湯の入れ替えは毎日全量入れ替えています。
つまり、営業を終了すると全部のお湯を一旦排水して、夜に改めて注湯しているのです。

豊富な温泉がなせる業ですね。

内風呂の管理

内風呂は源泉かけ流しですので、全く新しい源泉を100%注いでいます。
掃除は全量排水して、ブラッシングして洗浄します。
何故ブラッシングするかというと、表面が天然石なので凸凹に汚れが入り込むので、ブラッシングが必要なのです。
それから高圧洗浄で全部洗って新湯をためます。
そのお湯を溜める際に固形塩素を入れて消毒します。

露天風呂の洗浄

露天風呂は循環方式です。
少し特殊な仕組みで、温度が下がると源泉を注入して温度を上げる仕組みです。
だから冬場ほど新鮮な源泉が大量に注がれる仕組みになっています。
普通は源泉を一定量注入して、ボイラーで温度調整していると思いますが、当館は高温な源泉が大量にあったので、特殊な仕組みです。

ポイントは松之山温泉は非常に濃い温泉です。
ですから、循環に使っている配管に固形化した温泉が付着して、新しい温泉を注入すると、それが溶け込んで温泉を濁らせる原因になっているようです。

濁っている方と言ってきたない訳ではないですが、印象が悪いですからね。

露天風呂の日常管理は、お湯を抜くと配管内に全部真水を注入します。
配管に地下水を送り込んで温泉を抜くのです。
その水の中に高濃度の塩素を入れて30分以上循環させます。
なぜ面倒な真水で行うのかと言うと、2つ理由があります。

松之山温泉は非常に濃度が濃い温泉です。
そこに高濃度の塩素を注入すると、化学反応でヘドロのような固形物が出来、それが配管に付着する可能性が或る事と。

もう一つは、一日の汚れを、きれいな水で洗い流すためです。

それが終わると、今度は配管内の洗浄水を完全に排水して、浴槽の1/3ほど水をため循環を介していお掃除完了です。

露天風呂の仕組み

なぜ水をためるかと言うと、当館の露天風呂の仕組みにあります。
内風呂は熱交換して90℃から50℃程度に、下げた温泉を注入していますが、露天風呂は源泉をそのまま注入しています。
だから湯温が下がると設定温度になるまで新湯を注入して温度調整します。
露天風呂の湯口からお湯を注入していますが、あれはダミーで意味がありません。
勿論源泉を注入していますが、見た目で温泉が入っている事をアピールするためなんです。
本当は温度調整の為に、たくさんの温泉がお風呂に流れ込んでいますが、機械室で行っているので見えませんね。

加水していますが!

露天風呂ではお湯張時にかなりの量の加水していますが、最近問題になっている温泉は、加水量の方が多くて温泉は僅かしか入っていない温泉が問題になっているので、当館のようにお湯を張り込む際の種的な水張りは、その後温度調整で温泉濃度が濃くなり、ほぼ内風呂と変わりない濃度のなるのです。

進歩し続ける掃除技術

実は私もお風呂掃除を行っています。
どうしても露天風呂のお湯の白濁り化が気になります。
そこで、朝はピカピカのお風呂に入っていただこうと日や工夫しています。
現在殺菌目的の洗浄と、さらに上がお風呂のお湯が綺麗になる洗浄があると思います。
月2~3回行う滅菌洗浄の後は、露天風呂のお湯が濁ります。

それをどう克服するか、最近も試行錯誤が続いています。
まだまだ進化できる当館のお風呂掃除です。

タグ:
お風呂掃除
ナステビュウ湯の山の衛生管理

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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