2016.2.21(日)
ついにマニア垂涎の的の一眼レフカメラが発売になる。
RICOHがPENTAX K-1と言うフルサイズの一眼レフカメラを4月に発売すると発表した。
今更、フルサイズの一眼レフカメラを発売、おそ~と思うかもしれません。
それにPENTAXの一眼レフなんて、あまり使っている人いないし、と思っている方もおいでですが、実はファンは確実にいます。
私の尊敬するベテランアマチュアカメラマンの高橋清氏もペッタックスのAPSサイズの一眼レフですが、絶賛していました。
白鳥の撮影には欠かせないそうです。
一眼レフのトップメーカーのCannonやNikonはとっくにフルサイズの一眼レフを発売していて、それにすでに4,000万画素以上も実現します。
だから、いまさら何を?と思うかもしれませんが、ところが、ところがこのカメラは独自技術の玉手箱的なカメラなんですよ。
基本性能
有効約3640万画素のフルサイズCMOSセンサーを採用ってだから今更何ですか?珍しくないと思うかもしれません。
しかし新開発の画像処理エンジン「PRIME IV」で、感度はISO100~ISO204800に対応。14bit RAW記録にも対応しているそうです。
上の実用感度のISOが204,800ですよ。
僕の使っているCannonの5DmarkⅡが6,400までですから、その3.2倍も高感度だという事です。
これは何を意味するかと言うと、例えば星空をISO4,000で撮影したとします。
僕のカメラは高感度の上限ぎりぎりで撮影していますから、余裕がなくノイズも多く色も変な感じになると思います。
しかし、実用感度204,800もあると、ISO4,000程度はまだまだ、余裕ですから、ノイズもない色かぶりもない、安定した画像が得られると思います。
この数字は、そういう感じなんです、凄いの一言です。
手ぶれ補正ユニット「SR II」
センサーに付いている、手振れ補正機能がすごい。
何と言っても、従来の角度ぶれに加えて回転ぶれにも対応した5軸補正で、効果はシャッター速度換算で5段まで。流し撮りを検知し、振りの方向以外のベクトルのぶれだけを補正するように制御する機能も備えています。
どんなレンズを使用しても、ボディで対応するので全く問題ありません。
でも、風景写真家は手振れ防止機能はあまり使わないですが・・・・・
リアル・レゾリューション・システム
これが凄いです。
カメラを三脚に固定して、動かない被写体しか有効じゃないですが、CMOSイメージセンサーを1画素ずつ動かし、4枚の画像を連続撮影。24M×RGBの圧倒的な色情報から1枚の超高精細画像を生成するのがリアル・レゾリューション・システムです。
解像力と色再現性が向上し、静止物の撮影時に高精細な画像を得ることができます。高感度ノイズも大幅に低減し、理論的には色モアレ(偽色)が発生しません。
撮影には電子シャッターを採用してカメラブレを抑えます。
僕みたいに風景写真家にとって超欲しい技術ですよね。
ローパスセレクター
このカメラは、ローパスフィルターレスです。
高画像を得られますが、モアレが問題になりますが、独自技術で解決したようです。
同じパターンの時に問題になりますが、風景はあまり関係ないようです。
「自動水平補正」や「回折補正」
カメラの左右の傾きを補正する機能。
僕みたいに慌て者には、うれしい機能です。
アストロトレーサー
赤道義が無くても、星の追尾がかのうです、これも簡易的ですが凄い機能です。
僕みたいによる撮影する機会の多い人はうれしいじゃないかな?
この機能があると、あんな撮影も、こんな撮影も可能ですよね。
簡単に言うと、星を追尾するので、星は止まって写りますが、逆に地面はブレます。
こんな高級機能も
視野率100%の光学ファインダー、防塵・防滴構造とマイナス10℃までの動作を保証する耐寒性能、暗い場所でもレンズやSDカードの交換などがしやすくなるようLED照明を要所に配置、スマートフォン連携機能など。
夜などカメラのボタン等が見やすいようにLEDライトを配備してあるようです。
また、視野率100%は高級カメラしか装備していない機能です。
凄いね、でも最近は備え付けのモニターで確認するので、あまり恩恵は無いかな?
しかし、このカメラ、スペックを見れば見るほど夜撮影用のカメラみたいですよね。
最大の欠点
最大の欠点があります、それはカメラを生かす高画素レンズが少ないって事です。
が・・・・・・・
マウントはKマウントなので、従来のレンズが使用可能なようです。
当分我慢するか、レンズメーカ(タムロンやシグマ)のレンズでしのぐか?
過去の遺産のレンズや645のレンズを流用する方法もあるかもね。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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