2015.3.23(月)
真似るなら本質部分で、見かけをまねても意味がない。
美容師で勝村大輔さんという方がいます。
業界では一目を置かれています。
彼は、ガナーズという美容室のオーナーです。
色々な外人モデルのカッコいいチラシを作って販促していたらしいのですが、あまり効果は無かったそうです。
所がエクスマを勉強して、藤村さんに好きな事を発信したらと言われ、上のようなチラシを作り配布したそうです。
結果は・・・
その前に、このチラシ美容院のチラシとしては非常に異色でしょ。
つまり個性がある訳で、さらにオリジナリティもあるんですね。
こんなチラシ、ガナーズしか出せませんよね。
また、販促は誰に向けて、何を伝えて、どうして欲しいかが基本ですよね。
良く見てください、良くできているでしょ。
個性的だけど、基本は抑え。さらにオリジナリティに溢れている。
で、本人は心配しながらこのチラシを15,000枚配布して、新規のお客様が129人来たそうです。
この数字は今までの平均の8倍の効果があったそうです。
8倍って凄くないですか?
彼は後に、このチラシに致命的な欠陥がある事を発見しました。
それは、カットなどの価格を記載していなかった点です。
でも、新規のお客様が8倍も来たんですよ。その時、お客様ってあまり価格って見ていないんだなって感じたそうです。
彼は本当にサッカーが好きなのです。
だって4年に1度のワールドカップを見に行くために、毎回仕事を止めていたらしいですから。
筋金入りですよね。
この成功は藤村さんが本で紹介したり、SNSで拡散されました。
そしたら↓こんなチラシを発見したそうです。
超似てますよね。
このチラシ反応率どうだと思いますか?
何となくサッカーは好きじゃないのかな?って伝わるものもありるしね。
多分反応は良くなったでしょうね。
形だけ真似ても、本質は何一つ理解していないでしょ。
猿まねチラシの一例でした。
あっ、こんなことに引き合いに出しちゃ猿に失礼ですよね。
勝村大輔さんのブログ「そっくりチラシからの気づき」
それと、当館は「湯の山ニュース」を毎回、近くの方に約6,000枚2年間新聞に入れました。
反応は?
大よそ平均4~5パーセント位の反応率でした。
実はこれって凄い事で、新聞折り込みの平均反応率は0.5%前後だと言われているのに、その10倍以上の反応率があったわけですから。
所が当館のお客様の単価は1,000円前後です。
6,000枚の経費を掛けて、売上を考えると掛けた販促費を回収するまでに至っていない事が分りましたので、現在は年間4回程度新聞に折り込みする方法に変わりました。
反応率は良くても費用対効果の問題もあるのです。
では、これは無駄だったかというと、そうは思いません。
やってみないと分らないことも沢山ありますし、貴重な経験を積んだ訳ですから。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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