日帰り温泉の入館料の内訳って?

おはようございます。
今日は日帰り温泉の入館料についてお話します。

入館料の内訳

例えば当館では昼間通常の入館料は700円頂いています。
その内容ですが
直接経費として
電気料金・水道料金・下水道料金・ガスや石油関係の料金(お湯を作るための+冷暖房用)+アメニティ(シャンプーやボディソープなど)+入湯税
が一般的な直接費用です。
その他に減価償却とか人件費とか消費税とかが掛かって来ます。

この直接費用は施設によって色々ですが一般に公共水道や公共下水を利用している施設は一人当たり300円~500円程度が普通だと思います。
※水道料金や下水道料金は市町村によって変わります。
 また都市部にあっては、お風呂で体を洗う水は工業用水を利用してい  る施設もあると聞いています。
※当館は地下水を利用していますので、水道代金は飲料水とか、調理する水に限られていますので、普通の施設より少ないです。

それに入湯税ですが、これは市町村によってまちまちです。
でも、入湯税って何?
十日町市の場合は、色々決まりはありますが、ざっくり言うと12歳以上で宿泊150円日帰り100円となっています。
目的税ですから十日町市の場合ですが、
入湯税は、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設、観光施設及び消防施設などの整備や観光の振興のための費用にあてるために設けられた目的税で、鉱泉浴場の入湯行為に対してかかるものです。
そして、そしていくら集めてどのように使ったか公表もしています。
市にとっては非常に貴重な財源の一つと言えるでしょう。
ただ私たちの立場で、支払う側になると入館料700円頂戴しても、内訳は100円は入湯税
残りの600円に対する消費税が60円ですから、直接税だけでも160円分となり、それに燃料費や水道下水などの直接経費が最低でも300円とすると700円のうちの460円はすぐに消えるお金になってしまいます。
残り240円で職員の給料を支払ったり、他の償却などをやらなければならないとなると、利益構造からみると非常に率の悪いビジネススタイルだと言う事になります。

値上げラッシュ

昨今の値上げで例えば電気代金も今までと比べると単月20万も増えていました。
節電に気を付けやってもこんな感じ。
水道料金の大幅値上げなどもありますし、このままの料金で運営する事が非常に厳しくなります。
例えば来年度は入湯税免除しますと言う方針が出れば大丈夫ですが、恐らく天地がひっくり返ってもそんな事にならないと思いますし、何とか従来料金を維持したいと思っていますが、来年(2024年4月の新年度)より多少の料金改定はしたくないのですが、持続可能なビジネスの為にお願いしなければいけないと思いますので、その時はよろしくお願いします。

ビジネスの目的はそれだけじゃない。

こんな風に書くと割に合わないビジネスやっているなと思われるかもしれません。
確かに金銭的にはそうかもしれませんが、多くのお客様が気持ちよかった〜とか、おかげで疲れが取れたとか、最近身体の調子が良くなったなんて感想をお聞きすると、私達も嬉しくなってしまいます。

私達はお客様の笑顔の為にビジネスをやっています。
その為に、来年は少しの値上げをお許しいただけたらと思っています。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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