今年もお世話になりました。2017年ナステビュウ湯の山10大ニュース

今年も大晦日になってしまいました。
今日は一人で留守番していますが、電話も来客もありません。
午後から外で除雪ですね。
普段の年ではあれば、忙しく年末の支度をしている最中ですが・・・・・
今年は華やかな門松はありません。
質素なお客様から頂いたも締め飾りだけの年末になってしました。
今年を振り返ってナステビュウ湯の山10大ニュースをまとめてみました。

第一位 5月8日の突然温泉が自噴しなくなった。

今年の5月の連休は本当に苦しかった、連休序盤はまあまあでしたが6日あたりから、極端に温泉が少なくなり7日は露天風呂が運営できなくなりました。
さらに8日には午後から温泉が全く来ていない事態になり、混乱しました。
実は朝に心配で源泉井戸に温泉を確認に行きまいた。
湯気で量は確認できなかったのですが、出ているのは間違いないし源泉温度は85℃程度で、かなり少なかったのですが温度はまだ十分と判断しました。
多分温泉の量が少なくなれば50℃程度まで下がると予想していましたが、まだそれほど深刻ではないと判断しました。

それが、午後三時頃源泉井戸に行って見ると、全く温泉が出ていませんでした。
バルブの異常かと思い、源泉バルブを操作しましたが無反応でした。
仕方なく。在館のお客様に事情を説明して、新規の入館者をお断りし、夕方から臨時休館として、現在に至っています。

第2位 地下には温泉が眠っていた!

次は嬉しい話題です。
温泉の自噴が止まって、源泉井戸を洗浄と調査をしようと言う事になりました。
それから準備を始め、洗浄を開始しましたが残念ながら井戸内では閉塞している部分はなかったようでした。
それから調査し、試験的に温泉を汲み上げしましたが、その結果は良好で、メタンガスを主成分に温泉が自噴していたけれど、そのメタンガスが枯れてしまったか?他所の流れたかで無くなってしまったので、温泉が出なくなったことが分かりました。
ですから温泉ポンプで汲み上げれば温泉が確保できることが分かりました。

この結果から、その方向に動き始めました。

第三位 温泉法の壁

源泉井戸は1センチも掘りまししないで、温泉ポンプを設置するだけでも温泉法に従って新潟県の許可が必要です。
この許可が下りてこないうちは、温泉ポンプを発注することも出来ない。
(許可内容では使えなくなる可能性もある為)
工事を進めても、違法工事になるので工事も出来ない状態が許可されるまで続きました。
この間は手も足も出ない状態です。

第4位 考えられないトラブル

温泉にまつわる事ですが、4月に私が広島に出張している際に朝電話が来ました。
フロントの女性からでしたが、内容は「社長!大変です、お客様が内風呂が水だと言っています。」と言う事でした。
朝から会社とは連絡を取っているし、トラブルはないか確認していたので安心していたのですが、、、、、、
原因は朝出勤担当の職員が、バルブ操作を間違えて、内風呂に大量の地下水を入れてしまったことにありました。
朝のうちにミスに気づき適切な対応をしていればカバーできたかもしれませんが・・・・
思い込みがさらに事態を悪化させ、開館時に内風呂が水の状態で開館してしまったようでした。
さらに、その事をフロントに伝えないで入館受付をしたので、お客様は何もしならないで裸になってお風呂に入ったら水だったと言う事らしいのです。

これじゃ怒りますよね・・・
どっきりカメラと思った方もいたのではないかと・・・・
当館始まって以来の大失態でした。

第5位 新潟県の許可が下りた!

11月に申請した内容で温泉審議会が行われて、最終的に許可が下りると聞いていました。
新潟県の担当者も当館の状況はご理解してもらっているので、今はやりの忖度して、11月の上旬に許可を出してもらえると確信していましたが・・・・・
何故か11月29日付けで、許可を頂きました。
この事により、ようやく工事準備がスタートラインにつけたのです。
再開までの最大の難所を超えることがでいました。
新潟県のホームページでも確認する事が出来るはずです。

第6位 消えた職員

当館は早朝番が8時までに来て、温泉の温度調整やボイラーや電気設備のハード的な準備を行います。
僕は大体7時から7時半ごろまでには出勤してきて準備をしています。
一番大事な仕事はお風呂の温度調整やボイラーの起動などです。

次に朝番が8:30頃出勤してきて、厨房や館内の冷暖房、掃除などを行い開館に備えます。

そして10時までにフロント要員や厨房要員が出勤してきます。
僕はその日早朝番だったので7時ごろ出勤して、完璧にお風呂温度を調整し余裕持って仕事をこなしていました。
しかし8:30に出勤する職員が来ない????
以前にも遅刻した事もあり20分ほど待っていたが、来ないので電話したのですが通じませんでした。

消えた(笑)
仕方なく近所の職員を緊急に朝来てもらい、何とか間に合わせましたが、連絡もなく予定していた職員が来ないって僕の経験でも初めて経験でした。
後で聞いたら、寝坊していたそうです。
色々あるよね(笑)

第7位 松之山温泉に対応する温泉ポンプが無い!

当館の源泉温度は96℃もあります。
更にカルシウムを含む濃い温泉です。
当館の源泉井戸内に設置する温泉ポンプですが、探してみても国内には該当するポンプがありませんでした。
そこで日本国内での使用例は少ないのですが、海外製の特殊ポンプになりました。
問題は高価である事と、新規で作る場合は時間がかかる事です。
それしか選択肢がないとなれば仕方ない事ですね。

第8位 それでも残ってくれる職員

再開の目途も経たない施設に、辞めないで残ってくれる職員もいます。
現在若い職員が数名残ってくれている職員もいます。
将来彼らは当館の中心的な役割をしてくれるのでしょうね。
凄く期待しています。

第9位 年内再オープン絶望

新潟県の許可が11月上旬におりて、適応ポンプが日本にあれば、購入しなくてもリースで新しい温泉ポンプが来るまで代用でき、年内営業再開も可能と想定していましたが、その目論見は完全に砕かれてしまいまいました。
本当に残念な出来ごとでした。

第10位 我々は現在勉強中なんだ

営業を休んで半年くらい経った頃、意識に変化が表れてきました。
それまでは、突発的なな出来事があり営業できない事態は不幸な事だと思っていました。

しかし、ある日実は今の状況は、将来に備えて勉強しているのだと感じしました。

過去にも個人的に困った事は沢山ありました。
しかしその問題に逃げると、その時は楽になりますが、また後日形を変え、さらに強力になって立ちふさがる事ってあると思いませんか?

そして、その問題に向き合い、解決すると、以降その問題は神様は出しません。
困った時ほど身につく勉強が出来ると思えてきたのです。

だかた、今回の経験は必ず将来役に立つはずという意識が生まれてきました。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントは受け付けていません。

ページの先頭へ