プロが教える、これが本当の温泉の入り方。

imagesはい、温泉入浴のプロの高橋です。
昨日は温泉入浴までの準備段階を書かせてもらいました。

すごく大切な,温泉に入る前の事前準備。

今日は脱衣所でいよいよ服を脱いで、お風呂に入って上がるところまで書かせてもらいます。

お風呂って、毎日入るのであまり気に留めませんが、今まで服を着ていたのが裸になって、さらに40度以上のお風呂や100℃近いサウナに入ったり、逆に20℃以下の水風呂に入ったりしますから、環境の変化は激変ですよね。

高齢者が準備しないで入ると、その環境に激変に体が付いていかないで、具合が悪くなる方もおいでです。

そうならないように、対策が出来る事はちゃんとしましょう。

脱衣では

は温泉の施設では脱衣所の暖房とか、あまり関係ないのでが、これから非常に大事になって来ますが、暖房をきちんとされているかどうかです。
暖かい場所から、急に寒い場所で裸になると、体の表面の温度が急激に下がります。

これは危険な事なので、気を付けましょう。
脱衣所が寒くて身体の表面を急激に冷やすと、体の表面近くの毛細血管が収縮して、血圧がグンと上がってしまいます。
これがお風呂に入ると、さらに悪化させてしまう序曲になるのです。

それに、寒いと嫌ですよね。
もし温泉施設で脱衣所が寒い場合は、暖房を入れてもらいましょ。
また、自宅でお風呂に入る場合は、冬の脱衣所の温度は非常に大事なので、今から暖房の準備をして置きましょう。

お風呂の準備のかけ湯をしましょう。

さて、湯船に来ましたが、いきなり温泉に入る前にかけ湯をしましょう。

温泉の場合のかけ湯の目的は3つです。

温度に慣らす

いきなり40度以上のお風呂に入ると危険です。
そこで、かけ湯で体を温めてから、お風呂に入りましょう。

温泉の成分に慣らす

温泉には色々な成分を含んでいます。
さらにpHも2以下の刺激的な温泉もあります。
それが有効成分になっている場合は多いのですが、刺激を和らげる、あるいは刺激に徐々に慣らす意味で、かけ湯は重要です。

体の表面の汚れを流す

身体の表面は、糸くずなどの埃や、汗の成分などついている場合があります。
それをお風呂に入る前に、洗い流してい置くマナーの面の効果もあります。

かけ湯のやり方

湯船に手桶がありますが、標準では10杯程度体にかけてましょう。
まず、基本は心臓に遠い場所から。

右足→左足→右手→左手→下半身→お腹→背中→胸と移行してください。

お風呂の入り方

いよいよお風呂に入りますが、半身浴で30秒くらい経ってから、首まで入るようにしましょう。
これは温度の刺激、温泉の刺激、水圧の刺激を和らげる事が目的です。
水圧も馬鹿になりません、首までお風呂につかると、体の表面には500キロ以上の水圧がかかると言われています。

いきなり、かけ湯も半身浴もしないで、首まで浸かると・・・・
まず、水圧で血液が身体の表面から内部や頭部に移動します。
そして血圧が上がります。

それに温泉の刺激が加わり、かなりの血圧上昇が予想されます。
脱衣所で、寒さにあって、血圧が上がっている方は、お風呂に入った刺激が上乗せされます。

上った血圧は、今度はお風呂で温められ、体の表面の毛細血管が一気に開き、体の内部から血液が一気に移動してきます。
そして、血圧はここに来て一気に急降下してしまいます。

この血圧のジェットコースターに体が付いていかないのです。
そこで体調を崩したり、失神したりする方もいます。

更に、脳疾患や心臓疾患の重篤な病を起す原因になったります。

お風呂の入る時間

折角温泉に来たからには、我慢して少しでも長く入ってやるという方もおいでです。
でも、無理をしても結局は良い事は一つもなく、のぼせえ終わりって感じになります。
ではそうならないようにして、さらに効率よく温泉を利用するにはどうしたらよいか、それには分割入浴が最も良いのです。

分割入浴の方法

から揚げも一度に長時間揚げるより、何度か分けてあげた方がカラッと芯まで火が通ると言われています。
ここは温泉マークを思い出してください♨

湯気が3本見えるでしょう。
この湯気の標準時間は5分/8分/3分なんです。
あくまでも標準時間ですが、5分入ったら、いったん上がって少し休み8分入ります。
そしたら、体を洗ったりして過ごして、最後の仕上げに3分間お風呂に入って仕上げとします。

この時間はあくまでも、標準時間で、体調や温度、泉質等で変える必要があります。
例えば、栃尾又温泉の自在館のお風呂は超ぬるゆが名物です。
それを5分8分3分と入浴しても全然足りませんよね。

お風呂から上がる時は

さて、ではお風呂から上がる時も、ゆっくりがキーワードです。
いきなり立ち上がると、今まで体にかかっていた水圧の500㌔から一挙に解放され、貧血状態になる可能性もあります。

ですから、半身浴に移行して、徐々に水圧を開放したほうが安全ですね。

最後はシャワーで温泉を流した方が良いか?

最後に、お風呂から上がったら、体から温泉を洗い流した方が良いかどうか?という問題ですが、温泉は色々な成分が含まれているし、濁った温泉もあるので、汚らしいのであらない流した方が良いと思いがちですが、実はお風呂から上がっても、温泉の成分は皮膚から吸収されたいます。

さらに、毛穴に塩分で蓋をして湯冷めをしないのです。
お風呂から上がる時に、それらをシャワーで洗い流してはもったいないですよね。

まとめ

まだまだ、書きたい事もあるので、続プロが教える、これが本当の温泉の入り方。として次回また書かせてもらいます。
そこには、一日何回位温泉に入ったら良いのか?
のぼせと湯あたりの違いとか、色々書きたいと思っています。

 

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タグ:
温泉入浴の方法

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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