本当の温泉卵の作り方教えます。

松之山温泉は非常にショッパイ温泉です。
この温泉を使って何か、作れないか?
考えたのが漬物。温泉漬けなんて良い感じでしょ。
やってみました、まずキュウリで6時間ぐらい温泉に漬けて食べてみました。
ガブリ・・・・一瞬美味しいと思いましたよ。
でも一瞬おいてから、苦みが追いかけてきて、とても食べられる代物じゃないでした。

次に試したのが、温泉卵。
当館の販売する温泉卵は、温泉ゆで卵なんです。
それは、皮を剥いて大広間で食べるケースも多いので、半熟には出来ないのです。
その代り、やや半熟という絶妙な茹で加減を目指しています。
でも、ただ茹でるだけだと、普通のゆで卵と変わらないですよね。

そこで、茹でた卵を今度は温泉に一晩漬けてみました。
また苦くなるかな~(笑)
予想に反して、殆ど塩分を感じる事が出来ませんでした。
まあ、失敗ですよね。

では、今度は温泉を煮詰めて、塩分濃度を高くしてやったらどうなるか?
温泉の井戸に行って、周りの配管に着いている塩も採取して、物凄く来い温泉食塩水を作りました。
そこに一晩漬けてみたら・・・・・・・・
ガーン、予想に反して結構おいしい(笑)
殻を割って中の、ゆで卵食べてみると、結構ショッパかった。
しかも、ほのかに温泉の臭いが感じられるし、苦くないですよ。
やった~、後は食塩濃度だけです。

いろいろ試行錯誤して、一度茹でた卵を濃い食塩水の温泉に漬ける時間で味を調整しています。

そんなに上手に行ったのに、なぜ現在は販売していないのか?
それは、味の振幅巾が大きくて、物凄くショッパイ日もありし、あまり感じ無い事もあり、その調整が出来ない事から、販売を止めました。

一度茹でた卵を、濃い塩水(煮詰めた温泉)に漬けて、時間を掛けて卵の中まで殻を通して浸み込ませようと言う作戦です。
多分殻がフィルターになって、不純物は中に入らないのだと思います。
その結果、苦みのない美味しい温泉卵が出来上がります。
割ると、ほのかに温泉の香りもしますし、塩分も感じる事が出来ます。
当館の場合は17時間を目安に、温泉に漬けていました。
皆さんも、是非自宅の食塩でも良いので、作ってみてください。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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