噂を信じちゃいけないよ!

どうも、ナステビュウ湯の山が営業再開したけど、深刻なトラブルでまた営業休止状態になったらしいと言う噂が呉で流れているようです。

ええ~、毎日普通に営業してますよ。
何でそんな噂が流されているんでしょうね。
多分7月28日に再オープンして1か月以内に3回も電源部のトラブルで1時間でしたがポンプに電源が供給されないトラブルが発生しました。

一時間温泉供給が止まると、配管内が空になります。
次に温泉が流れるまでには、配管内のエアーが抜けないと温泉が施設まで来ません。

ですから1回温泉ポンプが止まると施設に温泉が届くまで8時間くらいかかってしまいます。
一度配管内を空にしてしまうと、温泉は出ているけど施設まで来ないというジレンマ
その汲みあげた温泉は泉井戸の場所でオーバーフローして全量捨てているという勿体なさ。

一度温泉の汲み上げを一時間以上止めてしまうと、こんな状況に陥っちゃうんですね。
でも、今回の騒動で30分以内なら、すぐに配管内の温泉の流量が回復することが分かりました。
これは大きな収穫です。
停電等で、温泉ポンプが止まっても、暫くは汲み上げた温泉が逆流して負荷が大きいので通電して直ぐにポンプを稼働できないそうです。
その設定を一時間から30分に変更してもらいました。

これで、連続停電の場合は仕方ありませんが、単独停電の場合は対応できるかもしれません。

8月24日の休館日にメーカー対応してもらった内容です。
これによって信頼性は大幅に増したはずです。

以前お盆期間を含めて、温泉が施設まで来なくなった対応ですが、温泉は来なくても営業はしておりました。
体を洗う水もシャワーも問題なく使えます。

さらにサウナも使えます。
水道が止まったり、電気が来なくなれば施設はウ運用できなくなりますが、温泉が止まってもお風呂がるくなるだけで、相対的にはあまり影響しないのです。
ですので、入館料は無料にしましたが、営業は続けました。
僅か1か月の間に3回のトラブルは多すぎますよね。
圧巻はそのトラブルが8月14日と8月15日のお盆の最盛期に起きたと言う事実です。
余りにショッキングな出来事なので、その噂が尾ひれはひれを付けた結果でそんなオーバーな噂に繋がった感じなったんだと思います。
でも内容は配管内のエアーがなかなか抜けないための遅延でした。

話が戻りますが8月24日の現地の検討会では、電機メーカーと主要部品の大手電機メーカーと、ポンプの日本代理店の技術者で、止まった原因と設定をどこまで広げれば影響なくなるのか、検討していました。

今回の原因は、想定外な出来事だったそうですが、お互い色々な意見を出しならら、最終的な結論を導き出したようです。

今度はそう簡単には源泉の温泉ポンプも止まらないはずだそうですが、そんな設定にできるな最初からして欲しかったです。

今回は神様からもらった試験問題かもしれません。
最も困る時期に、最悪のタイミングで温泉がトラブった時どういう対応をするか、我々を試したのではないかと思うのです。

8月14日のお盆の最盛期に、お客様は沢山来ます。
でも温泉が突然来なくなってしまった。
どうしよう?????
頭が真っ白になりましたが・・・・・・
施設的な対応も考えましたが、ここはお客様の立場で考えてみる事にしました。

お客様はせっかくの休みに、松之山温泉を楽しみにお越しになっています。
休館の告知もしていません(当然ですが)
お客様の立場になってみると、お風呂を楽しみに遠くから時間をかけて、ナステビュウ湯の山にお越しになっているのです。

ここでは、いきなり突然臨時休館は絶対ありませんよね。
次にお風呂スペースだけクローズ
これもあり得ません。

そこで当館は全ての施設を入館料フリーで開放しました。

受付では温泉が電気系のトラブルで施設まで来ないんでお風呂はぬるくなってしまっています。
しかしシャワーやサウナは完全な状態で使えます、と説明し!

来たお客様に、まずお詫びをして、故障で温泉が来ていないのでお風呂がぬるい事と、使える機能を説明して、それでもいい方は入館料を無料にしているので、どうぞ楽しんでいってくださいという対応にしました。

今でも、あの状況ではお客様に対しては最善の対応だと思っています。
しかし、大きな物を失いました。

それは、お客様の信頼です。
遠くから来ても、もしかすると故障しているかもしれない、だって万全を期した、お盆だって故障していたんだから、と思われていると思います。
現状でも、今日は温泉来ているのと言う電話の問い合わせも多いです。
さらにそれを境にお客様の数はかなり減りました。
しかし、これは着実な運営を積み重ねて、信頼を取り戻すしかありません。

でも、収穫もあります。
どんな苦境でも、お客様はどういう対応がベストなのか考える事が出来るようになりました。
そして何があっても、何かできるはずはあるはずだと、スタッフが考える事が出来るようになったと思うのです。

プラスマイナスで考えると、当館にとって悪い事ばかりではなかったと言いたいだけなんですが・・・・

どいう事で噂と言うのは、根も葉もない事なので鵜呑みにしないでください。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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