松之山温泉の濃さを考える。

松之山温泉は濃い温泉です。
昔の化石海水の温泉だと言われています。

温泉の濃さの指標として、成分総計という指標がありまが、海水は大よそ1キロの海水に殆ど塩分ですが35g位です。
人間の体液が8.8g位だと言われています。
だから、その濃度で作られた塩水を生理食塩水と言われているのです。

浸透圧って言葉を聞いた事があると思いますが、濃度の異なる2液を半透膜で仕切った時、隔てられた2液の液体は、濃い方から薄い方へ同じ濃度に近づこうとします。
その時、膜にかかる圧力が浸透圧です。
何となく分りますか?
人間の皮膚も半透膜とすると、温泉の浸透圧も体液より濃い温泉は水分が奪われ、薄い温泉は水分を吸収しやすい事が分りますよね。

そこで、温泉も体液の濃度を基準に(8.8g)浸透圧で分類してあるんですね、基準はこんな感じで表現してあります。
●低張性の温泉:溶存物質総量が温泉1kg中8g未満
●等張性の温泉:溶存物質総量が温泉1kg中8g以上10g未満
●高張性の温泉:溶存物質総量が温泉1kg中10g以上
という基準にで決められています。
松之山温泉は成分総計は約16gなので高張泉に分けられます。

ふ~んとか言って感心しちゃいますよね。
その濃さの分類から言うと低張性の温泉や等張性の温泉は、安心して入っても、それほど刺激がない傾向の温泉と言えると思います。

身体に刺激が強いので気を付けなければいけないのが、高張性の温泉で湯あたりや、のぼせの可能性も高いので気を付けて入った方が良い温泉です。
更に同じ高張性の温泉温泉も成分総計が15gを超えるような温泉は非常に濃い温泉で、初めて入ったりする場合は湯あたり等に気を付け、少しずつ慣らして入らないければならない温泉でもあります。
勿論、松之山温泉はこの部類に入ります。

松之山温泉は、長時間入浴すると汗で水分を奪われるだけでなく、浸透圧でも水分が奪われている事がお分かりだと思います。
ですから、入浴前と後の水分補給は大切になって来るんですね。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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