日本の伝統文化、湯治を見直す。

日本でも代表的な湯治場、玉川温泉

日本でも代表的な湯治場、玉川温泉

昔、日本には湯治文化がありました。
それは先人たちの多くの経験則から導き出されたものです。
それが、時間経過で洗練された手法です。
その完成度の高い当時の入浴方法を紹介させていただきます。

温泉療養の期間は概ね3週間と覚えて下さい。
結構長いでしょ。
例えば病後の体力回復でも、自己治癒能力の手助けを温泉がするって考えてください。
何もしないでいるよりは、温泉を利用した方がはるかに回復も早いという風に考えてください。
昔の人は「湯治は、七日一回り、三回りを要す」という考えかたがあります。
1週間7日の入浴回数のパターンをつくりそれを3回3週間繰り返すのです。
その1週間の入浴パターンの例をあげてみます。
1日目:1回の入浴  
2日目:2回の入浴  
3日目:3回の入浴
4日目:入浴しないで休養(湯あたりが出てくる頃なので入浴を休む) 5日目:3回の入浴
6日目:2回の入浴
7日目:1回の入浴
※あくまでも標準の入浴回数です、後は自分の体と相談して調整します。
2週間の湯治ならこれを2回繰り返し、3週間の湯治なら3回繰り返すのです。

いずれにしても温泉入浴は1日に3回までとしていますが、あくまでもご自分の体調に合わせて決めてください。

他にも、玉川温泉など泉質が強い温泉に入ると、温泉療養開始後3~7日前後に、「湯あたり」、「湯さわり」などの浴用反応が現れることがあります。
この間は、入浴回数を減らすか中止し、湯あたり症状の回復を待ってから入浴を再開して下さい。
湯治の入浴は標準値が3週間となります。

更に入浴の際は、水分補給+休息⇒かけ湯⇒半身浴⇒全身浴⇒水分補給⇒休息が1セットになります。

普段にも共通していますが、早朝、起き抜け、深夜の入浴は避けてください。
何故かと言うと、体が完全に目覚めていないので、変化についていけず、具合が悪くなったりする、湯あたりを起こしやすいからです。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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