大変です、再営業したあかつきには、新潟県初の貴重温泉が楽しめるかもしれません。

今年6月に試験的に汲み上げた、当館が使っていた源泉井戸

皆さん、あまり興味ないかもしれませんが、三大貴重温泉という泉質があります。

三大貴重温泉って何だ?

要するに温泉大国日本にあっても滅多にない貴重な温泉って事です。
その泉質は、放射能泉、炭酸泉、含鉄泉と言われる泉質です。
放射能泉は村杉温泉と栃尾又温泉の2箇所ありますね。
貴重温泉が2か所もあるなんて、素晴らしいですね。

でも天然の炭酸泉は新潟県にはありません。
人口炭酸泉はありますよ。

そして含鉄泉も新潟県にはありません。

新潟県初の泉質になりそうです。

所が、現在動力汲み上げ申請を出している温泉は・・・・・

当館の使ってた源泉井戸で、自噴しなくなってから、今年の6月にエアーリフト方式で試験汲み上げを行いました。
勿論、長時間汲み上げしたり、汲み上げた温泉を試験機関で再検査してもらったりしました。
その書類がないと動力汲み上げ申請も出せませんので行政立ち合いで、長時間汲み上げした量の確認と、立ち合いで温泉を採取して試験を行います。

そして、その試験結果が以前の泉質と変わっているのです。
旧泉質名がナトリウム・カルシウム ─ 塩化物泉(弱アルカリ性・高張性・高温泉)でした。

そして新泉質名が含鉄(Ⅱ)ナトリウム・カルシウム ─ 塩化物泉(中性・高張性・高温泉)となりました。
一般に源泉名が長くなると、適応症が増えるのです。
つまり温泉効果が広がるって事です。

赤い部分が変わった所で、測定の揺らぎで多少変わることもあります。
例えば以前は弱アルカリ泉でしたが、今回は中性泉に代わりました。
しかし、PHの差は以前はpH値 7.6でした、しかし今回測定したらpH値 7.3でした。
その差0.3しかありませんが、基準が7.5未満なら中性でそれ以上だと弱アルカリ性なのでこのようになりました。

ほとんど変わらない感じですがね。

今回大きく変わった点

所が大きく変わった点があります。
今まで含鉄Ⅱの成分は殆ど検出されなかったのに、今回は基準値を上回る含鉄Ⅱのイオンが検出されました。

これはエアーリフトによるために、何か影響したのか、それとも温泉成分が変わってしまったのか分かりません。

今度は源泉井戸の温泉ポンプで汲み上げするので、泉質はまた変わる可能性もありますが、極端に変わるって事も考えにくいですね。

他の試験値は、殆ど旧温泉と変わりませんでした。
匂いも同じ感じでしたが、色だけ赤く変わっていました。

これは、エアーリフト方式で源泉井戸内に空気を送るので、鉄分が酸化して赤く変わるので、温泉ポンプの汲み上げ方式では、酸化しませんので透明の温泉になるかもしれません。

しかし実際にはどうしてこうなったか全く分かりません。
今回源泉井戸は全く掘削していませんが、なぜこんな変化が起きたのか分かりません?
そこが急に自噴しなくなったりして、温泉の神秘なんでしょうか?

しかし、日本三大薬湯+含鉄泉ってW貴重温泉になる予定です。
凄いぞこれって。
松之山温泉で貴重の含鉄泉なんて。。。。。。

今から再開が楽しみですが、皆さんもうしばらくお待ちください。
11月になれば許可が下りて、工事が出来ます。
そうなると、現場も進みます。

再開した時の楽しみが増えましたよ~

★★ナステビュウ湯の山からお知らせ★★

●5月より自家源泉の温泉井戸の自噴が止まりまして温泉確保が出来なくなり、現在休館させていただいております。
源泉井戸内に新たに温泉ポンプを設置する事により、温泉は確保できる目途はついております。
現在は新潟県に温泉法に基づき動力汲み上げ申請をしております。
認可は11月になる予定です。
その後、温泉ポンプを発注して、到着後設置工事を行う予定です。
現状ですと再開を12月に設定し現在準備中です。
詳しい日程が決まりましらた、改めてまたお知らせいたします。

多くのお客様や取引業者の皆様に、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。

タグ:
三大貴重温泉
含鉄泉

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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