2017.9.14(木)
やっと当館の名物の花が満開になりました。
9月も中旬になり、涼しくなりましたね。
お陰で春植えた花がやっと見頃を迎えました。
色々な方が、興味を示してくれたので、どんな花を栽培しているのか?
幾らくらいかかっているのか、ここで公開しちゃいます。
まず、今回植えた花は百日草(ジニア)のザハラXLミックスを植えています。
種は?予算は?
勿論購入しました。
昨年も同じ品種を栽培していますが、種は取っていませんし、採取できないと思います。
当館の場合は毎年新規に購入しています。
具体的には6,000粒購入しました。
苗は5,000本位作りました。
例えば、苗1本@100円としても5,000×100=500,000円という事になります。
苗だけで50万も掛かっちゃう?
格安で半分としても25万も予算が必要です。
となると、無理なので自分で生産です。
今回は6,000粒の種は業務用を購入して約4万程度です。
今回、それに農薬費用が¥2,000位です。
今回のお花にかかわる、当館の予算は¥50,000以内です。
それを高いか?安いかは観点の問題ですね。
今回はさらに
今回は嶋村君のご厚意で、ホーリーバジルも試験栽培してみました。
結果は大成功
来年もある程度の面積を栽培して、お風呂に入れるバジルを確保したいと思います。
多分来年は定期的にホーリーバジル風呂が出来ると思いました。
仕事は再開できていませんが、他はうまくいっています。
栽培履歴
種は5/10頃蒔きました。
その頃は温泉が止まって大騒ぎしている時期ですね。
今年は出番はないけど、ちゃんと花を植えるって決めました。
そして7月の中旬に植え替えしました。
これは梅雨末期の雨の多い時期に定植すると、活着がスムーズに行くので、過去の経験則からですね。
しかし・・・・・・。
あの頃は、全然雨降らないし( ;∀;)
大分、水を上げないと枯れちゃう事態になり、10日位水やりに翻弄しました。
本当は活着したら、すぐに消毒して青枯れ病に備える予定なのに・・・・
今回はそれが心残りです。
花にとって最大の脅威は
今回花にとって最大の脅威は、青枯れ病です。
この病気は急に枯れちゃう病気です。
トマトとかよくかかる病気で、皆さんも家庭菜園でトマトを栽培していたら、夏場急に枯れちゃったって経験ありませんか?
それが青枯れ病です。
似たような病気に立ち枯れ病がありますが、こちらの方は苗の段階で枯れちゃうことが多いようです。
どちらも、一度発生すると次の年も発生する可能性が高くなります。
色々、殺菌剤を試しましたが、効果が認められませんでした。
最近、バリダシン液剤という殺菌剤に出会い、散布したところ非常に効果が認められ、時期とタイミングさえ合えば、大体制圧することが出来るようになりました。
今回は花ので、農薬ですからトマトとか野菜に使う場合は、注意が必要です。
前にも書きましたが、最も散布が必要な時期に水不足で散布できなかったので、今年はだいぶ発生してしまいました。
今年はこんな苦労しました。
経理の方から、厳しい予算管理のお陰で、苗をポットに植える時に用土を買う事が出来ず、畑の土を使いましたが・・・・
成長が遅い。
それは、定期的に液肥を散布してクリアしました。
他には雑草が・・・
凄い雑草が生えてしました。
今年はポットの苗の草取りが大変でした(笑)
苦労しても、結果が出ると嬉しいよね。
今年は集客や、当館の美化の為に植えている訳ではありません。
でも、当館が全く管理しないで、草ぼうぼうになっていたらどうでしょうか?
ある有名温泉地に行った時感じました。
そこでは、ブームが去り巨大旅館やホテルが廃墟化しているのです。
幾ら泊まる旅館が立派でも全体のイメージダウンは避けられません。
そう言った面では、当館の休館は松之山温泉全体イメージの足を引っ張る事はなかったと思います。
そんな、プレッシャーから解放されホッとしています。
当館にとって1円の収入にも繋がりませんが、皆さんから、今年は特に綺麗ですねと言われると、嬉しいですね。
そんな応援がエネルギーとなっています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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