ナステビュウ湯の山のバルネラビリティが明らかになる。

施設内の水槽です。他にも山の上に100t水槽もありますが、現在はほぼ空です。

施設内の水槽です。他にも山の上に100t水槽もありますが、現在はほぼ空です。

バルネラビリティって何だよ?と思うかもしれません。
これはIT用語で脆弱性(バルネラビリティ)と言い、ソフトウェアの弱い部分ですね。
セキュリィティホールと同意語です。

要するに弱みね。
実は最近ナステビュウ湯の山の強みが、逆に弱みになっています。
その正体は地下水なんです。
ナステビュウ湯の山は豊富の地下水を利用しています。
水温も低く、水道と遜色ない水が大量にあります。

温泉も、その水で熱交換して使っています。
温泉は建物に入る段階では約90℃です。
そのままでは、とても危険で使えません。

そこでチタンパイプの2重管で熱交換します。
内側のパイプに温泉、外側のパイプに地下水
この2つはパイプで別れているので混じる事がありません。
ですので、温泉は濃度を変えることなく90℃から50℃台に下がります。

地下水は15℃前後の冷たい水は、温泉の温度を吸収して50℃程度まで、上がります。

その熱くなった地下水は夜は捨てますが、昼は皆さんが体を洗うカランのお湯となって利用されます。

さらに冬は館内の暖房として使われます。
これがナステビュウ湯の山の強みなんです。
例えば他の施設は、水道を灯油を使ってボイラーで熱して供給しています。
冬も暖房に化石燃料を使っています。
ですから、殆ど石油か重油を大量に使って運営しています。

同程度の施設では、当館は半分以下の化石燃料しか使っていません。

それが当館の強みですが、問題があります。
冬は地下水の量が安定しているので、問題は有りませんが、夏場は地下水の量が安定しません。

6月7月さらに8月になってまだ雨が降っていません。
恐らく地中では、地下水の貯水量もかなり減って来ている事でしょう。
こうなってくると、強みが逆に弱みになります。

さすがにお盆は、現状だとどうにもならないので、水道水併用で運営になると思います。

雨乞いでもしようか。
本当に困ったもんです。

タグ:
強みが、弱みになる事も

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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