東京・赤坂のサウナ室での死亡事故

痛ましい事故が発生してしまいました。

「高級個室サウナ火災で30代夫婦死亡、ドアノブ外れ閉じ込めか」という報道を見ましたが、本当に胸が痛みます。

まだ原因は特定されていませんが、内部には一部壁が焦げた跡もあったとのことです。


■木材の温度の目安

  • 発火温度(自己発火点):約250〜300℃

     周囲に酸素と熱が十分にあると、木材が自ら発火する温度です。

  • 着火点(外部火源で燃え始める温度):約200〜220℃

     ライターなど外部の火が当たると、このあたりで煙が出て火がつきやすくなります。

  • 煙が出始める温度:約100〜150℃

     水分が蒸発し、分解ガスが発生する温度帯です。


サウナ室内部で煙が出るには、150℃以上が必要とされます。

そして最も温度が高くなるのは天井付近です。

サウナには通常サーモスタット(温度制御装置)が付いており、設定以上に上がらないよう制御しています。

サーモの故障に加え、ドアノブの不具合が重なった可能性も考えられなくはありません。

また、スマートフォンのサウナ持ち込みを許可していたとの報道も見かけました。

スマホのバッテリーが高温下でトラブルを起こすリスクもゼロではありません。

なんともお気の毒な事故です。

サウナ室によっては、天井付近に漏電ブレーカーが設置されており、四角い窓から押し上げて電源を切れる場合もあります。

ただし、パニック状況では冷静な対応は難しいでしょう。

亡くなられたご夫婦のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


さて、当館にもサウナ室がありますが、入口は片開きドアです。

構造上、閉じ込められることはありませんので、どうぞ安心してご利用ください。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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“東京・赤坂のサウナ室での死亡事故” への2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    サウナといえば、スポーツクラブのサウナから出た方が、お風呂の洗い場で洗っていた私の隣で、冷水浴びていた方がいて、寒く感じ少しの水で思わず隣の洗い場に移動しました。その後湯船に浸かってもう何も言えません。

    • mikio より:

      当館でも水風呂のオバーフローの水が床に流れて、足が冷たい思いをしました。
      少し施設に工夫する余地がありそうです。良いヒントを頂けありがとうございます。

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