入浴事故に対する、もしもの際の心構え!

早起きブロガーでもなくなった、ナステビュウ湯の山の社長の高橋です。

入浴事故を訴えて

私はこのブログで、今頃になると入浴事故にいて警鐘を鳴らし続けました。
しかし、当時は行政はその事にあまり積極的ではなく、殆ど取り組んでいる行政は見当たりませんでした。
当時頑張っていたのが、山形の荘内保健所の活動が光っていました。

しかし最近は新潟でも、新潟市や上越市などの消防で一定の活動が見られるようになった事は喜ばしい事ですが・・・・
入浴事故が減らないって意味がないのです。

新潟市の現状は?

では新潟市ではどのくらいの方が入浴事故で無くなっているでしょうか?
ちなみに、新潟市のデータによると交通事故で年間亡くなる方は5年平均で18名でした。
それに対して、年間入浴事故で体調を崩され救急搬送された方は平成元年のデータでは262名が緊急搬送され107名の方が亡くなったそうです。

何と交通事故死の6倍弱という数字でした。
この数字は全国と比較してもそれほどかけ離れた数字ではありません。
殆ど同じと言っていい数字ですが、冬寒い地域ほど入浴事故は増える傾向ですから、その面から言うと新潟市は健闘していると言えるのかもしれません。

入浴事故に立ち会ったら

では実際に家族が入浴事故で体調を崩した場合を考えてみたいと思います。

入浴事故の具体的な症状

主な症状は意識障害、胸の痛み、頭痛、嘔おう吐と、立ち上がれなくなるなどですが、お風呂で顔を付けて気を失っている例も少なくありません。
入浴事故は脳血管疾患や心臓疾患の引き金にもなりうるので、注意が必要です。

実際に入浴事故を発見したら。

実際家族が浴槽で動けない・意識がない人といった症状を発見したらすぐ次の行動を取ってください。

① 呼吸確保する

お風呂に顔を着けていたら、お風呂のお湯を抜くことや、補助により顔をお風呂から出して、まず呼吸を確保してください。

② すぐに 119 番通報する

家族の誰かが、119番通報してください。

③  浴槽からゆっくりと体を引き上げて横に寝かせる。

ここでようやくお風呂から引き揚げ横に寝かせます。
この時呼吸をしていないときは心臓マッサージ
や人工呼吸をしてください。

このように、心の準備をしておく事も大切な事です。
来年も、家族で花見ができるように、家族で話し合ってルールを決め入浴事故を無くしましょう。
高齢者で基礎疾患のある方は、新型コロナ感染症より、入浴事故の方が今は現実的な脅威だと言うことを理解してください。

入浴事故関係の記事

高齢者の敵は、新型コロナではなくて家庭のお風呂だった。

高齢者の本当の敵は、入浴事故

です。入浴事故に対する、もしもの際の心構え!
(本記事)

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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