フラッシュマーケティングのその後

今は懐かしさえあるクーポン

フラッシュマーケティングって懐かしい言葉ですよね。今から5年ほど前に話題になった、共同購入クーポンサイト
クーポンを購入すると、通常料金の半額程度で同じサービスを受けられる仕組み、この手法がフラッシュマーケティングです。
勿論、クーポンにはある程度制限が加えられていますが、格安で同じサービスが受けられます。
ここの制限では、例えば混雑時の土日祭日は使えないとか、期限があるとかいう制限です。
当時はマスコミでも取り上げ、ブーム化していたようでした。
しかしブームは必ず去るんです。
しかも、ブームの山が高ければ去った後の谷も深くなるのです。

現実の運用は宣伝費として処理

クーポン発行サイトは、手数料で運営しているのです。
申し込んだ企業は、割引した上に手数料も取られるので、大赤字になります。

しかし、このようなサイトは宣伝費と割り切って運営してくださいとPRしていました。

申し込むと確実にお客様は増えますし、さらにレピーターになる可能性もありますと説明してます。
でも、そうでしょうか?

実際にはこんな感じかな?

実際にクーポンに申し込んだお客様は、安いからクーポンを購入したので、施設に対する愛着も何もありません。

得したいだけなんです。
施設としては、そういったお客様でも増えると、全体のお客様の数も増え、結果的には全体としてはプラスになるという仕組みです。
結果的に売り上げも、お客様の数も増え、新規客も得られるという仕組みです。

お客様は、従来の料金よりお得に利用できるというメリットがあります。

一見誰も損しない仕組みのように思えますが、実際に運営してみるといろいろ問題があるのです。
施設側にしてみると、確かにお客様の数は増えますが・・・・・
施設に愛のないお客様ですので、お店の雰囲気が変わってしまうのです。
そして多分、クレームや問題も増えると思います。
さらに、新規のお客様などは全く増えません。

結局こうなるんです。

だってクーポンで来たお客様は値段が魅力で来たお客様で、次回から割引にならないなら、来る理由がないからです。

良く、美容店で新規のお客様は半額とかいうサービスをしている美容店がありますが・・・・・
もしあなたが、そのお店の常連だったら、どう感じますか?
常連客にサービスしないで、新規のお客様だけサービスするなんて、、、、、、

僕だったらお店変えちゃいますよね。
半額で利用したお客様は次回は倍の料金になるので、来る理由がなくなります。
さらに、常連のお客様まで減ってしまいます。

当館も以前、雑誌に掲載されると掲載料が無料になるが、雑誌を持参したお客様を無料にするという形の掲載広告がありました。

私が来る前には掲載していたのですが、私の判断で辞めました。
その理由は上記の理由です。

どうせやるなら、期間中誰でも割引だったら理由がたつのですが・・・・・・

時間は残酷

このように、いびつの仕組みはいつか必ず淘汰されると思っていました。
勿論、近くの施設で実績を上げたという話は聞いたことがありましたが、当館は興味がありませんでした。

そして、あれからクーポン大手サイトのあのサイトも、このサイトも現在は閉鎖しています。
要するに、いびつな形は一時的には流行っても、続かないんですね。

タグ:
フラッシュマーケティング

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントは受け付けていません。

ページの先頭へ