昔は、パイロットやっていたっけ!

Hangglider.austria.750pix現在、吉川区の尾神岳で第三十回 新潟県知事杯スカイグランプリをやっているそうですね。
写真を見るとパラグライダーの大会みたいですね。

懐かしいですね、僕もずいぶん尾神岳に飛びに行きました。
そうなんです、昔はハンググライダーパイロットだったんですね。

その見地から言うと、尾神岳は非常にスカイスポーツには条件が良いエリアで。

海の風が、ちょうど山に当り吹き上げの風が生まれやすいんですね。
その上昇風を利用すると、下降することなく何時間も空の散歩が可能です。

こういった風が山に当たって生まれる上昇風をリッチ上昇風と言います。
実感として、範囲は山肌から50m程度の範囲で、山の山頂より200m程度の高さまで上昇が可能です。

それとは全く違う仕組みで生まれる上昇風もあります。

それがサーマル=熱上昇風です。
太陽が地表を照らすと、地表によっては温まり方が違ってきます。
その結果、付近の大気もその部分だけ温められ、質量が膨れ軽くなります。
熱気球が上昇するのに似た仕組みでス。
目には見えませんが、それが空気中に。大きな気泡のように上昇していきます。

条件的には乾燥した、天気の良い日に発生しやすいです。
大きさも上昇力も様々ですが、僕はこのサーマルを使って、テイクオフした地点より2,500m上昇したことがあります。

グライダーやハンググライダーなどは、このサールを利用して飛行する事が多いのです。

ただ、これも実感ですが強いサーマルは入った時にすごい力で持ち上げられる感覚ですが、逆に周りには下降気流があって、最初ガツンと落とされ、それからもの凄い勢いで引っ張り上げられる感じです。

サーマルは円筒形の形をしていますから、その筒から出ないように旋回して上昇していくわけです。

丁度トンビの真似をするわけです。

ハンググライダーには計器が無いから感で飛んでいるんでしょ?と思われるかもしれませんが、普通は3種類の計器を付けています。

対気速度計
一応速度計も付けます。
グライダーですから飛んでいるんです。
当然失速して、浮力が無くなり落ちることもあります。
ハンググライダーの速度は25㌔~30㌔くらいでした。
20㌔を下回ると失速する感じですかね。
勿論対気に対してです。
対地速度だと追い風と向かい風では違うでしょ。
ちなみに正面から30mの向かい風の中を、対気速度30㌔で飛行すると、対地的には全然進みません。

高度計
アルチメーターといって対地気圧計で高度を測る感じです。
僕らはランディング高度に合わせて飛んでいました。
例えば、標高200mの山で、ランディング地点が0mだとすると、フライト時に200mに合わせて、飛行中はランディングまであと何メートルあるから、そろそろ戻ろうとか判断する訳です。

バリオメーター
昇降計の事です。
現在いる地点より上昇しているのか、下降しているのかわかる計器です。
僕の持っていたバリオは急な上昇や下降で警告音が鳴りました。
だから、強いサーマルに入るとき、頭を叩かれて急降下するので、「ビビビビ・・・」と警告音がなり、今度は上昇に転じますから「ピッピッピッ」と鳴りだし煩かった(笑)

ハンググライダーの話ですが、高性能機になるとL/D比率は上がりますが、コントロールが難しくなり、ベテランじゃないと操作が難しいですよね。
初心者用の機体は操作が簡単になんですよね。
僕は急旋回したい時は、一度失速気味にしてから旋回をしました。
こう操作すると、高性能機でもキュンって感じで旋回しました。

この前、ネットを見ていらら、新しいハンググライダーも発売されていましたが、さらに進歩して性能が上がっているようでした。

僕はアメリカのコメットと言う機体のライセンス生産したマジックと言う機体に乗ってました。
この機体は非常にバランスが良く、美しい機体なんですよね。
僕が買ってからその後、コメットもマジックもVGが装着した、高性能機体が出てきたようです。
VGシステムと言うのは、飛行中にVGワイヤーのテンションを掛け翼の形を変え、コントロール性を向上させようというシステムです。
直進しかしない場合は、コントロール性は悪いけど、性能が良くなる方を選べばよいわけです。
最近は違うシステムも主流とか、買いたいな~(笑)
もうスカイスポーツは無理ですね。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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