栃尾又温泉 自在館に行きたくなった。

下の湯に向かう通路、瞑想を体験するための準備空間

下の湯に向かう通路、瞑想を体験するための準備空間

温泉通は栃尾又温泉と言うとピンと来るんですが・・・・・
そうなんです、栃尾又温泉自在館は日本有数の放射能泉なんです。
ラジウム泉とかラドンとか言われていますが、温泉に豊富に放射能が含まれている例は非常に珍しいです。

放射能泉とは?

私は放射能泉にはあまり詳しくないので、以下自在館のHPより引用します。

ラジウム温泉には2つのタイプがあります。1つはラジウムが化合物としてそのまま入っているものと、もう1つはラジウムが壊変しラドンとなって入っているものです。栃尾又温泉は後者のタイプです。
ラドンは水に溶けやすく私たちの皮膚や呼吸器から、体内に入りやすい放射性物質です。 そのラドンから出てくる放射線は私達の細胞ひとつひとつに少しずつの刺激を与え、それにより細胞が活性化し、内部の不要な物が外に出やすくなったりする事で、リフレッシュすることに役立っていることが、ここ数年、解明されてきました。

放射能泉に開眼 放射能泉は空気に触れた瞬間から飛散をはじめ、すぐに抜けてしまうものらしいです。
ですから、なるべく新鮮な温泉を長時間浴びることが一番効果が高い入浴方なのです。

温泉の事を理解している自在館下の湯

自在館さんは、浴室が「上の湯」と「下の湯」他に「タヌキの湯」「うさぎの湯」と色々ありますが、メインは「上の湯」と「下の湯」で、両方とも源泉かけ流しの豊富な湯量をたっぷり供給してくれています。 私が特に素晴らしいと思ったのは「下の湯」で、まず温泉はお風呂の直下から湧き出しています。 源泉温度が38℃と、非常にぬるい温泉を殆ど加熱せずにそのまま湯船に供給しています。

お風呂の真ん中にお湯の出る石積みがあって、そこから出ている感じです。 浴室も、温泉から出たミストを程良く充満しています、このミストも大事ですよね。
なんせ、空気に触れたラドンはすぐに揮発してしまうので、このミストもラドンを含んでいます。 本当に温泉の事を良く理解しているなって感心しました。

不感温浴に開眼

以前、大分の長湯温泉に行った時も、炭酸泉に1時間以上入っていました。 自在館に伺う時も下の湯で1時間ほど入浴しています。 温度が低いので、3時間でも入浴可能です。
そして、もう1つ小さな浴槽は、加熱して42℃程ありますので、寒いと感じたら温まってはいれば良い訳です。
自在館も長湯温泉も不感温度の温度でした、熱くも寒くも感じない温度です。 日本人の平均体温は37℃と言われていますから35~38℃辺りが不感温度帯と言えるでしょう。
この温度帯は体に負担が少なく、浅いお風呂で水圧を減らすと、体の弱った方でも入浴を楽しめます。
ここの浴槽では、源泉が満たされる水音と、外の沢音しかしません。 たとえ、人が入っていても話をする人は誰もいません。 ただじっと瞑想するように入浴をしているのです。
瞑想入浴って今までのお風呂の中でも新境地です。 ぬるいお風呂に、目を閉じて静かに瞑想する体験は新鮮でした。 忙しくて、心も体も疲れた時は、もうここに行くしかないですね。
それに、お風呂に行くまでの長い廊下、階段が62段有るそうです。 この階段も、俗世界から、お風呂の世界の準備段階の時間と思うと苦になりません。 なかなか、にくい演出でしょ。
ただし、下の湯は、入れ換え制なので、お昼過ぎまでは女性用です。 実は朝風呂に行った奥さんが、いつまでたっても戻ってきません。(笑) こんな貴重で、僕好みのお風呂が新潟県にあるなんて、幸せです。
僕はプロだから、細かい所も気になりますが、お風呂や脱衣場のお掃除の行き届いている点も見逃してはいけません。 温泉+雰囲気+施設の努力がここの癒しの方程式です。

タグ:
栃尾叉温泉 自在館、不感温浴

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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