癌の人は温泉に入らない方が良いか?

Shiriyaki_Onsen_01

今日も僕のブログに来てくれて、ありがとうございまます。

今日は私が以前から引っかかっている問題について書いてみようと思います。
それは、温泉と癌についてです。

以前、がんの患者さんが温泉に来ておいでした。
温泉ソムリエの勉強でも、禁忌症というのがって、癌の方は温泉に入らない方が良いっていう知識はありました。
また、脱衣所にも成分表の横に張ってありますが、温泉の禁忌症について書いてあります。

一般禁忌症

温泉には、一般的に利用しない方が、良い場合があります。それをまとめて一般禁忌症としています。
このほかに、泉質別禁忌症もありますが、殆ど浴用の場合は、硫黄泉や酸性泉が皮膚に対する注意事項追加されているのみです。

では一般的禁忌症とは?(浴用の場合で、飲泉する場合は異なります。)
急性疾患、(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性の疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(とくに初期と末期)

温泉は悪性腫瘍になぜ悪いのか?

悪性腫瘍=癌と理解しますが、では身体によいはずの温泉がなぜ?癌に良くないのでしょう。
これも、調べてみても明確な回答はないのですが、温泉に入ると血行が促進され、代謝が上がる為、癌の進行を早めるためだと個人的には理解してきました。
しかし、秋田の玉川温泉のように、多くの末期のがん患者の方が治癒したと言われる温泉もあります。
本当に難しいのですが、一概に温泉は癌に悪いとは言い切れない部分もあると思います。
温泉に来た解放感や、天地効果、心理効果により免疫力が上がることも考えられなくもないのです。
一つだけ言えるのは、癌によって体力が弱っていたりする場合は、避けてくださく。
温泉の効果に体が付いていけずに、体に負担を掛け病状を悪化させる場合もあるからです。
他の病気にも言えますが、温泉入浴は案外体力を消耗します。その結果病気を悪化させることも考えられるのです。

禁忌症の医学的な見地

禁忌症がそもそも、医学的な見地に立って作られていないって面もあるようです。
例えば、最近妊娠中の温泉利用が禁忌症に入っていましたが、医学的に全く根拠がないとされ、見直されました。
禁忌症も良く見ると、施設側の都合も見え隠れしているような感じもありますね。

まとめ

温泉従事者として、禁忌症を無視してくださいとは言えませんが、明確に温泉が癌に悪いとも言い切れないようです。
お客様に聞かれば、禁忌症になっていますので、心配おなら見合わせた方が無難でしょう、とお答えすると思います。

最終的には、癌の治癒を温泉に求めるのは間違いだと思います。
癌を患わすらっている方は、しっかりした科学的治療を行い、後は主治医に相談して、最後は自己責任で温泉を楽しむって事だと思います。

しかし以前、TVでがん患者の方が富士登山を目指して頑張っていましたが、登山だって癌患者にとっては、大きな負担でしょうが、生きがいや目標の方が大切なんだと思いますけど、私はこの件に関して明確な答えを持っていなくて、申し訳ありません。

タグ:
がんに有効
温泉の禁忌症

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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