温泉ってどんな症状に期待できるのか?何に効果的なのか教えます。?

久しぶりに忘れそうなので、温泉の事を書きます。
テレビを見ていたら、家のお風呂でも同じ効果が期待できる「一般適応症」と泉質によって変わってくる「泉質別適応症」がありますって話をしていました。
だから、今日は泉質別適応症についてお話します。

泉質別適応症って泉質によって変わってくる適応症です。
いま日本の温泉分類って何種類くらいあると思いますか?
実は大別すると9種類しかないのです。
「単純温泉」「塩化物泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「二酸化炭素泉」「含鉄泉」「硫黄泉」「酸性泉」「放射能泉」の9種類です。
それらが組み合わさってさらに多く泉質名が付けられます。
これら9種類の大別した泉質名ですが成分も性質や何に一番効果がある決まってくるのです。

温泉は効能とは言わず「適応症」と呼んでいます。
これはハッキリした科学的な根拠がないので、効果効能をうたえない事情があり、適応症という微妙な表現をしていますが、日本人は古来から、温泉のパワーを上手に利用してきました。
この経験則的な温泉のパワーを適応症としているのです。

では、泉質の代表的な適応症は

単純温泉 -「家族の湯」高齢者、子供にもやさしい湯

アルカリ性単純温泉-(単純温泉)「美肌の湯」

塩化物泉-「温まりの湯」湯冷めしにくい「傷の湯」塩分の殺菌効果

炭酸水素塩泉-「美肌の湯」「清涼の湯」

硫酸塩泉-「傷の湯」「脳卒中の湯」

二酸化炭素泉-「心臓の湯」

含鉄泉-「婦人の湯」貧血、月経障害、更年期障害など女性にみられやすい症状に効く

硫黄泉-「生活習慣病の湯」高血糖、動脈硬化、高血圧などに効く

酸性泉「皮膚病の湯」殺菌効果

放射能泉「痛風の湯」「万病の湯」

 
ナステビュウ湯の山は塩化物泉系です。
泉質名が含鉄(Ⅱ)ナトリウム・カルシウム塩化物泉です。
※最新の温泉を調査した源泉名です。
ですから塩化物泉の湯冷めしにくい「傷の湯」塩分の殺菌効果と含鉄系の貧血、月経障害、更年期障害など女性にみられやすい症状の適応症があるのです。
このように複数の泉質名が付く温泉があります。
草津温泉のように「酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉」と全ての泉質の適応症が期待できる温泉ですから、マルチ温泉と言えます。
また成分的には
 
●ナトリウムイオン
→保湿・保温、しっとり
 
●マグネシウムイオン
→美肌促進のサポーター
 
●カルシウムイオン
→すべすべ、さらさら
 
●塩素イオン
→保湿・保温、ほかほか
 
●硫酸イオン
→ハリと弾力、ふっくら
 
●炭酸水素イオン
→クレンジング、すべすべ
 
●遊離二酸化炭素
→血行促進、むくみ防止
 
●メタけい酸
→美肌サポート
 
●メタほう酸
→殺菌

とこんな感じになっています。

脱衣所にある成分表にも興味が出てきませんか?

さらに細かいところまで、成分表を読めるようになると、さらに温泉が楽しくなりますよ。
タグ:
温泉の適応症

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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