最近のサウナブームは、実はブームではないと思うのです。

サウナの種類

日本のサウナは実質的に外から入って来たもので実質1種類と言っても良いくらいですが、稀にミストサウナも活躍しています。
数は少ないですが、日本も土着サウナもあるんですよ。
元々日本のお風呂文化はサウナの原型からスタートしたと言われていますしね。

日本の土着サウナ

私が子供の頃は松之山温泉の凌雲閣さんが、温泉の井戸と直結してさせた蒸し風呂を作っていました。
松之山温泉は高温なので、部屋の中の一部に温泉たまりを作り、そこから湯気がもうもうと湧き出し、部屋の中を満たす方法でした。
さしずめ天然ミストサウナですよね。
そう考えると、今から50年も前の話ですが、凌雲閣の創始者は偉大だったと思います。
しかし現在は残念ですが跡形も残っていないです。
でも最近青森県の玉川温泉で、凌雲閣さんと全く同じ方式の蒸し風呂を体験して懐かしく思いました。
こんな風に本来は日本土着のサウナは蒸し風呂方式なんですよね。
そして、もっと驚いたのは別府温泉で鉄輪むし湯を体験した時は驚きました。
サウナと岩盤浴をドッキングしたようなお風呂でした。
床には石昌と言う薬草を敷き詰めてあり、匂いが薬草の匂いでかぐわしいのですが、その上にゴザを引いてあるので、そこに寝ます。
でもハンパない暑さで焼け死ぬと思いました(笑)
これも土着サウナの一つだと思います。

温浴施設の殆どはドライサウナです。

現在温浴施設に設置してあるサウナは、殆どがドライサウナで、サウナストーブにサウナストーンを載せて、部屋の中を100℃前後で温める方式です。
しかし、慣れない人にはピリピリしたりして、苦手な方も多い野も事実です。

ミストサウナ

数は少ないのですが、蒸気の力で温まるサウナもあります。
十日町では明石の湯の片側がミストサウナですが、あまり人気がないようです。
個人的には上越市の七福の湯にある、薬草蒸し湯が好きなんですよね。

最近はサウナブームなの?

最近サウナブームがささやかれていますが、僕は一時的なブームではなく、本物のサウナの魅力が評価された結果だと思うのです。

サウナはサウナ室だけじゃないのです。
空気の対流が上手に起きているサウナ室+水風呂が最低のセットです。
更に欲を言うと、外気浴が出来ればもっといい。

さらに、欲を言えばロウリュサウナのイベントを頻繁に屋ってくれるともっといい。

日本のサウナの最近の現状

サウナに必要なのは、サウナ室のテレビではないと僕は思います。
それが証拠に、本場フィンランドのサウナにはテレビの付いているサウナ室なんて見たことないし。
適温で対流が程よい、快適なサウナ室(実は数が少ない)
日本のサウナ室はまだまだ未開発で、ノウハウも技術者も少ないのが現実です。
形は出来ても、心地よいサウナ室とならない場合が多いのです。

当館も色々調整したのですが、なかなかこれがベストって感じにはなりません。
さらにサウナの入浴法もあまり普及していません。

僕は実は現在のブームでは一過性ではなく、本物が評価されて来た結果だと思うのです。

今頃ですがヨーロッパの本格サウナが評価され、そのノウハウも日本にも入ってきたり、最近のロウリュサウナイベントでサウナに注目されたこともあるかもしれません。

そして施設側もトータルの大切さに気が付き、上質なサウナ室+綺麗な水風呂+外気浴がトータルで楽しめる施設が増えた結果利用客が増えたのだと思うのです。

サウナ正しい入り方

⓵サウナに入る前に、お風呂で体を温めましょう。

お風呂に入って、体を温めます。
ここでは、サウナ室に入る前のウォーミングアップですから3分程度で良いでしょう。

②サウナ室で温まります。

さて、お風呂でウォーミングアップしたら、体を拭いてサウナ室に入ります。
目安は8分から12分くらい。
腕や足から直接汗が出てくるようだと、十分温まっている証拠です。
そろそろ、サウナ室を出るタイミングです。
サウナ室で無理な我慢をするのは身体によくありません。
体調に合せてサウナを楽しんでください。

③水風呂で体を冷やしましょう。

サウナ室で十分温まったら水風呂で体を冷やしましょう。
サウナ室が90℃で水風呂が15℃程度ですから(当館の場合)その温度差は75℃もあります。
このような急激な温度変化は身体に緊張状態を作ります。
この緊張状態を作るのもサウナのポイントなのです。
水風呂に入る前に、掛水やシャワーで汗を流してから入るのがマナーです。
僕は1分を目安に水風呂を利用していますが、実はこのような利用方法は正しくなく、水の冷たさがやや鈍く感じられるようになったら、水風呂から出るタイミングです。

④外気浴でリラックスしましょう。

水風呂から上がったら、外気浴でリラックスしましょう。
外気が低いと体が濡れていると、急激に冷えすぎますので、体を良くふき、過度の温度低下を防ぎます。
水風呂で緊張した体ですので、今度は逆に深いリラックスが得られます。
このように緊張→リラックスが自律神経を整えたり、ストレスが軽くなるのを感じるでしょう。

実はサウナの醍醐味がここにあるのです。
さらに効果を上げるには、サウナ→水風呂→外気浴を3回ほど繰り返すと、体も心もスッキリします。

タグ:
サウナについて
サウナの正しい入り方

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