お風呂の基本は掃除だと思うのです。

お風呂屋さんになって、思う事。
それは基本って何だろうと考えた時、頭に浮かんだのは掃除だなと。。。

10年前、お風呂掃除は原始的な方法でした。
って言うか、温泉を抜くだけで、あとはさっと水をかけてお掃除完了って感じでした。

それでお掃除って言えるの。
絶対違うと思いました。
そして、自分で試行錯誤して掃除のやり方を決めました。

完全にやると時間が掛かります。
どんなに慣れても2時間はかかるのです。
それが、古参の職員は1時間で帰っちゃうのです。
手抜きもいいところですよね。

対策にわざと残業して会社に残ったりしましたが、僕がいなと手抜きで帰るのです。
そんな翌日は、明らかに温泉が朝から濁っているんですよ。
松之山温泉は、空気に触れて酸化すると濁るようです。
そして、人が入ると濁って来ます。
何故かわかりません。
でも、そんな日は何かお湯が汚いのです。
怒るわけにもいかず、見守る事しかできませんが、現在は祖に職員はいません。

それから、当館のお掃除は均一になりました。
毎日お湯を入れ替え、内風呂はフラッシングして高圧洗浄で洗浄、露天風呂は高圧洗浄で洗い流します。

それを毎日行っています。
それが、お風呂屋さんとして当然だと思うのです。
施設によっては、1週間に1回しかお湯の入れ替えをしない施設もあると聞きます。

信じられません。
そう思っていたのですが、最近のろ過機では濁度は取れるようです。
しかし臭気は取れないようです。
不安になったら、お風呂に付けた両手で口のカバーを作るように鼻にかけて覆って匂いを嗅いでください。

変な匂いがしたら、かなり長い間お風呂のお湯を変えていない証拠です。
正直十日町にもそんな施設があります。
でも、松之山の日帰り温泉施設は、毎日お湯を変えていますよ。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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