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当館の温泉熱利用を紹介します。

温泉の熱で、一番貯まりやすい場所の屋根雪を消しています。

この季節になると、当館が温泉そのものだけでなく「温泉熱」も有効活用していることが、あらためて注目されます。

当館では、90℃以上の高温な温泉を大量に使用しています。
松之山温泉の中でも、1施設としては最大級の使用量だと自負しています。

多くの方は「温泉=お風呂に入るもの」というイメージをお持ちだと思いますが、当館では温泉成分だけでなく、その熱エネルギーも無駄にしないよう、積極的に活用しています。

内風呂で使用された温泉は、3か所の熱交換器を通して地下水と熱交換を行います。
この工程で、温泉の熱を地下水へ効率よく移していきます。

今の時期、地下水はタンクが屋外に設置されているため、水温は約10℃前後とかなり冷えています。
それが熱交換を経ることで、最終的には温泉側・地下水側ともに約50℃前後になるよう調整されます。

こうして出来上がった温水は、浴槽内の洗い場へ送られ、皆さまが体を洗う際の温かいお湯として使われています。
知らず知らずのうちに、温泉の恵みを二重に活用しているわけですね。

さらに、夜とか余った温水があります。
通常であれば廃棄してしまうところですが、冬場はこの温水を消雪用として再利用しています。

玄関前の左右、特に雪が溜まりやすい場所に温水を流し、自然な形で雪を溶かす消雪システムとして活躍しています。

昨年は記録的な豪雪となりましたが、この消雪システムが大きな力を発揮してくれました。
お客様の安全確保はもちろん、スタッフの除雪作業の負担軽減にもつながっています。

今年の冬も、温泉の力に大いに期待したいところです。
これからも当館では、自然の恵みを無駄なく、賢く活かす取り組みを続けていきます。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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