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クマ騒動の本質は?

最近は全国でクマの被害が拡大しています。
それに伴って、目撃情報も急増していますね。

松之山でも、クマの目撃情報が寄せられるようになりました。
私たちが子どもの頃は、「松之山にはクマはいない」と言われていたものですが、今ではあちこちで見かけるようになりました。

特にカモシカは本当に増えました。
私も散歩中に、年に1回くらいは出会うようになりました。
松之山の人口が減る一方で、野生の大型動物が増えている印象があります。
イノシシ、カモシカ、そしてクマ――このあたりの生息数は確実に増えている気がします。

福島原発事故のあと、無人となった集落で1年後には野生動物が急増したという番組を見たことがあります。
やはり、人が減ると動物が増える傾向があるようですね。
実際、十日町や津南ではクマとの遭遇件数が増え、怪我をする人も出ています。

最近の調査では、クマの生息域が40年前と比べて約2倍に広がっているとも言われています。
個体数も確実に増加しているようです。

では、将来このクマとのトラブルはどうなるのか?
残念ながら、さらに増えると予想されています。
その主な原因としては――

餌となる木の実などの凶作

人里と山の境界の変化(中山間地域の過疎化・耕作放棄地の増加)

クマの個体数・分布の拡大

気候変動・環境変化の影響

「人を恐れない」クマの増加

といった点が挙げられています。
しかし、これらの問題にはいまだ解決の兆しが見えません。

しかも厄介なのは、住宅地に現れたクマを退治する有効な手段がほとんどないということです。
住宅地では、猟友会が発砲することができません。
警察の拳銃ではクマに致命傷を与えることは難しく、自衛隊も法律上、ライフルなどで発砲することができないそうです。

少し話はそれますが――
「熊から住民を守れない自衛隊が、有事の際に国民を守れるのか?」という疑問もわいてきます。
もちろん、自衛隊に能力がないわけではなく、法律によって手足を縛られているからです。

このように、日本のクマ問題は今後さらに深刻化すると見られます。
残念ながら、当分の間は解決の兆しすら見えていません。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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