2025.10.27(月)
政治の魑魅魍魎
幾多の困難を克服して、高市早苗新首相が誕生しました。初の所信表明演説の折、盛んにヤジを飛ばしている議員の姿がありました。
私たちは小さいころから、「人の話はよく聞くように」と教え込まれてきました。
日本初の女性首相の大切な所信表明演説の最中に、ヤジを飛ばすというのはどうなのでしょうか。
国会では、こうした行為は許されているのでしょうか。
国民の代表として国会議員になった方が、こんな幼稚な行為をするでしょうか。
基本的な礼儀も守れないことを、恥ずかしいとは思わないのでしょうか。
さらに、東京都の補欠選挙では、つばさの党が他の党の妨害行為を行い、
「表現の自由」という名の免罪符で、その行為が助長されていました。
私が特に記憶に残っているのは、2017年の東京都議会議員選挙での応援演説です。
場所は東京都・秋葉原駅前。当時の首相、安倍晋三氏が自民党候補の応援演説に立っていました。
演説会場には多くの聴衆が集まっていましたが、その中には安倍政権に批判的な人々もおり、
「帰れ!」「安倍やめろ!」といったヤジやプラカードが目立ちました。
安倍氏は最初、冷静に演説を進めていましたが、やがて聴衆の一部からのヤジが止まず、
会場は騒然とした雰囲気になりました。
そのとき、安倍氏は語気を強めてこう発言しました。
「こんな人たちに負けるわけにはいかないんです!」
この発言に対して、当時マスコミは一斉に批判しました。
しかし、そのマスコミは現在どうなっているのでしょうか。
また、政党からも批判の声が上がりました。
当時、民進党の蓮舫代表は
「国民の声を“こんな人たち”と切り捨てる姿勢は、民主主義の根幹を否定するものだ」
と厳しく非難しました。本当にそうなのでしょうか。
日本共産党の志位和夫委員長もこの発言を強く非難し、
社民党は「国民を見下すような発言」として批判しました。
特に、「ヤジを飛ばすのも表現の自由の一つ」として、首相の対応を「権力者として不適切」と主張しました。
その主張は、本当に国民の声を反映しているのでしょうか。
それぞれの方々は、現在どうなっているのでしょうか。
私は思うのです。
正義に反することを、屁理屈や訳の分からない理論で一時的に支持されても、
長い目で見れば、正しい方向に回帰し、消えていくのだと。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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