2025.10.25(土)
新たな社会問題かも?

十日町市の人口推移を見ると、1950年のピーク時には104,318人だったそうです。
それが2020年には49,820人にまで減少し、現在は46,214人。
なんと、ピーク時の半分以下になってしまったわけです。
今後も人口減少は続くと予想されており、
20年後の2045年には32,674人、
さらに25年後の2050年には26,029人になる見込みだそうです。
何が言いたいかというと、人口が減ると「家が必要なくなる」ということです。
これは全国的にも問題になっていますが、私たちの地域でも大きな課題になりつつあります。
「潰れそうな家は、公(自治体)が壊してしまえばいいじゃないか」と思う方もいるでしょう。
ところが最近では、家一軒を解体するのに約400万円ほどかかります。
では、その費用は誰が負担するのでしょうか?
人の財産を勝手に手出しできない問題もあります。
だったら所有者が出すのか? しかし、すでに連絡が取れなくなっている所有者も少なくないと聞きます。
実は私自身、これまでに2軒の家を解体しました。
私がかつて住んでいた家と、妻が住んでいた家です。
今は自分で建てた家に住んでいるため、元の家は不要になり、いろいろ事情があって壊しました。
まさに「それぞれの事情」がある、という感じですね。
今回の写真の家も、今年の大雪で、春には倒壊している可能性が高いと思います。
空き家は冬の間に除雪をしないと、屋根が壊れ、そこから雨水が侵入して一気に腐食が進むのです。
「だったら新しい家を建てずに、古い家をリフォームすればいい」と思うかもしれませんが、
長期間放置された住宅は、木材が湿気で劣化しており、再利用が難しい場合が多いそうです。
これは全国的にも深刻な問題で、今の制度では簡単に解決できないのだろうと思います。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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