2025.8.15(金)
隠れ水不足が進行中

横井戸から水が湧き出しています。
以前から、当館では使用する水の大部分を地下水でまかなっています。
この豊富な地下水は、近年の水道料金高騰の中で本当にありがたい存在です。
では、どのような場所に使っているかというと――
まず温泉の熱交換に利用しています。源泉90℃の温泉を地下水で熱交換し、50℃程度に下げて内風呂へ供給します。このとき、地下水のほうも50℃程度まで温められます。
お客様がお風呂で体を洗うときに使うお湯や水も、すべて地下水です。
さらに水風呂も地下水を使用しています。
このように、地下水は当館の運営において非常に重要な役割を担っています。
しかし――今年のように空梅雨になると、地下水の量が減ってしまいます。
現在は貯水量の半分がすでになくなっている状況です。

200トン貯蔵できる水タンク
「最近は雨が多いのに、水不足って不思議だな…」と思われるかもしれません。
しかし、雨水が地下水として湧き出てくるまでには、およそ1か月かかる(経験則)ようです。
そのため、地下水不足は9月上旬まで続く見込みです。
「ちょっとヤバいのでは…?」と感じられるかもしれませんが、この事態は予想していました。
ですので、8月末までは現在の貯水量で何とかやりくりする計画です。
9月になれば地下水量も回復し、通常の状態に戻ると見込んでいます。
最悪の場合、水道だけでは対応できないため、休館という可能性もゼロではありません。
ただし、現時点ではそこまで深刻な状況ではないと考えています。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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