むかつくを通り越しているよね。

男性脱衣所に掲示してある内風呂と露天風呂のレジオネラ菌の検査結果です。 上が昨年の11月分で下が2月分です。

 

例の老舗旅館のレジオネラ菌の問題。
同じ温泉従事者として恥ずかしいです。
と言うより、余りにも認識が甘すぎるように思いました。

レジオネラ菌は、それが原因で肺炎を発症すことがあります。
特に高齢者や免疫力の低下した人々にとって重篤な病気となることがあります。症状としては、高熱、咳、息切れ、胸痛、筋肉痛、頭痛、下痢などが現れます。治療には、抗生物質が使われますが、症状の重い場合には入院治療が必要となることもあります。
レジオネラ肺炎を発症すると、通常、全体での死亡率は5~10%の範囲内にあり、重症化した場合の死亡率は30%程度とも言われている、新型コロナに比べても怖い病気です。

ただし、通常健康で免疫力の高い方は殆どが発症しないのですが、新型コロナと同じで、基礎疾患を持っている方や高齢者の方の発症率が高まります。

この予防は清掃や消毒ですが、一番厄介なのが停滞している温泉、つまり死に水になっている部分があると、そこから急激に繁殖する場合もあります。
ですから、ちゃんと清掃や消毒を行っていても、配管の洗浄や常に清掃されていない部分があると、そこから菌が繁殖する可能性があると言う事です。

殆どが知識があっても、気を付けていても油断してしまったとか、知識不足で最悪の事態になってしまった場合が殆どです。

今回のように、記者会見を聞いてたら社長自ら「会見では「混乱が収まってから退任する」などと話していたが、レジオネラ属菌は「たいした菌ではない」」などと発言していたようですが、余りにも稚拙で温泉ビジネスを行う資格がないと感じました。

辞任したから責任取ったとお考えでしたら大間違いで、その影響は全国に広がっています。
当館でもやっと少し回復してきたお客様の数が、週末から激減しているのです。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ページの先頭へ