2016.7.17(日)
日本産業の復活のキーワード
日本の電子産業の衰退ぶりは凄まじいですよね!
お家芸と言われた薄型テレビでは韓国勢に辛酸をなめてしまった。
そして、スマートフォンでも、韓国勢にやられて、主力の電子産業は桃色吐息です。
携帯電話に関しては、閉鎖的な市場が問題で、iPhoneと言う黒船で完全に凌駕されてしまいまいた。
亀山モデルと世界一の液晶工場のSHARPも台湾の企業に買収さえれてしまいました。
しかも、液晶の技術的には韓国勢の上を行っていたにもかかわらず、製品では完敗です。
どうして、日本の電子産業は勢いをなくしたのでしょうか???
第二次世界大戦時代、日本のモノづくりは、性能優先でした。
米国の航空機はパイロットの命を守ることが優先で、コックピットの後ろには厚い装甲があった。
対するゼロ戦は、性能優先で防御能力が低い。
技術のみに優れたゼロ戦は、最初は有利に戦っていましたが、次第に次々と優秀なパイロットを失っていった。
「モノ」にフォーカスが当たり過ぎて、「人」が見れていないのは、
この時から続く悪しき流れなのかもしれませんね。
少しでも高性能の製品を、大量生産しやすく販売する、これが日本の物づくりの基本です。
しかし現代は、モノの豊かさを求める時代ではなく、心の豊かさを求める時代です。
だって、世の中物があふれて、欲しいものなんて何にもないですよね。
世の中変わっていったのに、いまだに旧態依然の物づくりを続けています。
4Kテレビだって必要ないって思っているのに、スーパーバイビジョンTVなんて誰が買うの???
その結果が、TVのリモコンを見てください。
機能が多すぎて、全然使わない機能が山盛りですよね。
日本人がモノやスペックを求めるのは、昔からの習慣・・・いやいやDNAの記憶かもしれません。
高度成長時代の成功が忘れたれないのかもしれません。
SONYもGoProのようなビデオカメラを作るようなメーカーにならないと、次のピークは来ないかもしれません。
そろそろ、日本も物づくりとサービスも変わらないと生き残れないかもしれません。
我々サービス業も、物を売る発想ではなく、事を売る発想が必要な時代ではないでしょうか?
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- 日本の復活はありうるか?
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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