2014.10.8(水)
温泉から上がる時に、水で体を流すのは正しいの?
今日は満月のビンゴ大会です。
でも、今はまだ、小松原湿原にいると思います。
これから、帰ってビンゴ大会の準備をします。
実は以前お客様から、お風呂から上がる時に、水で体を流したり、洗ったりして上がった方が良いのか? と、聞かれました。
答えは×△ですね。
温泉には色々な薬効成分が含まれています。 それを体で吸収して薬理効果が生まれる訳ですが、さて、問題です。
身体のどこから吸収するでしょうか? 答えはお分かりだと思いますが、皮膚から吸収するのです。
お風呂から上がっても、3時間くらいは皮膚から温泉の成分を吸収しているらしいです。
つまり、流してしまうと温泉の薬理効果が発揮できないと言うことになります。
ここまでが、基本です。
温泉の効果は心理効果(転地効果)、物理効果、薬理効果が相まって総合的な結果ですが、まだ温泉には解明されていない効果もあると言われていますので、少しのことでも侮れません。
しっかり、皮膚から天の恵みを吸収させましょう。
ここから応用編ですが、たとえば単純温泉で、さらに薬理効果が期待できる物質が少ない温泉はこの限りではないわけです。
でも、当館のように非常に成分が豊富な温泉の場合は、洗い流さないで、逆になるべく新鮮な温泉を浴びてから、軽く拭き取る程度で上がるのが正解です。
温泉の基本の入り方は、上がる前の最後はなるべく源泉が湯船にそそがれる、近くで風化していない温泉を沢山身体に付着して上がるのが正しいのです。
例外もあります。例えば、泥のお湯のように非常に温泉が濁っている場合や、含鉄泉のように、温泉そのものに色がついていて、そのまま服を着ると下着が着色してしまう場合など。
松之山温泉のように、濃い塩化物泉で、夏の時期は家に帰っても湯冷めしなくて、寝苦しい場合は綺麗に洗い流して帰った方が、早く湯冷めして寝やすい場合もあります。
さらに、強アルカリ泉質や炭酸水素塩泉などの、皮膚のクレンジング効果の高い温泉は、入浴後保湿剤をぬった方が、後からカサカサになるのを防いでくれると思います。
当館は弱アルカリ泉質で、保湿効果も抜群にありますから、その必要はありません。
皆さん、少しでも参考になって、お役に立ったでしょうか?
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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