2015.12.11(金)
温泉の効能って?
こんにちは、今日は休館日でバタバタしています。
でも改めて温泉の効能について考えてみます。
温泉の効能って?
あんまり関係ないけど今日は普段皆さんが疑問に思うことに、温泉って体によさそうだけど、本当に効くのだろうか?と感じている方も多いと思います。
脱衣所に貼ってある、温泉のの成分表を見ると、そこに付随して適応症して、色々な症状が書いてあります。
昔は効能とか言っていたんですが、最近は適応症という表現になっています。
それに、禁忌症と言って入らない方が良い症状の人の中に、妊娠初期と末期の方が含まれていたのですが、最近科学的根拠が無いとして外れました。
適応症ってこんな感じです。
実は、この適応症ですが、医学的に証明されていたわけではなく、過去からの経験則によるところが多いのです。だからいい加減って訳ではなく、長い間に熟成された日本独特の湯治文化や温泉文化の結晶なのです。
医学的には証明されていないから、効果が無いと決めるのはあまりに短絡的です。
ちなみに、温泉ソムリエ協会では温泉の効能効果について、次のように説明しています。
温泉の効果(一般的な)
温泉の効果について、温泉ソムリエのHPより引用します。
●「薬理効果」
「塩化物泉」「硫黄泉」など、温泉の成分に応じ、「泉質名」がつきます。
この泉質ごとに「適応症」という効能が認められています。
入浴することにより皮膚から成分が吸収され、泉質に応じた効能が発揮されるのです。
●「温熱効果」
温泉により体があたたまることにより、血行が促進されます。
血行を促進されると、新陳代謝が高まりますし、体の中の老廃物が体外に排泄されやすくなります。
●「浮力効果」
温泉に限らずお風呂に入りますと、浮力により体が軽くなったような感じがします。
重力から開放されることによるリラックス効果があると言ってもよいでしょう。
筋肉が緩み、心も体もリラックスし、脳波がα波になりやすいのです。
●「水圧効果」
体表面にかかる静水圧により全身に圧力がかかり、内臓が刺激され、内臓運動につながります。
つまり、天然マッサージの状態です。
脚には全血液量の約三分の一が集まり、この血液が心臓に送り返されるため「脚は第二の心臓」と言われることがあります。
この脚の血液は、陸上では、重力が邪魔をして血液が心臓まで上がりにくくなります。
ところが、入浴すると、水圧で血管が細くなり、血液が心臓に向かって押し上げられます。
いわゆる「ポンプアップ効果」です。
その結果、下肢の静脈の流れが良くなり、血液やリンパ液の循環も活発になっていくのです。
●「転地効果」
日常生活を離れ、環境に恵まれた温泉地に行くことにより五感に刺激を受けると、脳内のホルモンを調節する内分泌系や呼吸、消化といった生命維持活動をつかさどる自律神経の中枢のスイッチが入ります。
そこで、ストレスを解消し、精神疲労や病気に効果を発揮するのです。
なお、転地効果は4~5日から10日でもっとも活発になり、3週間を超すと新しい環境に体が慣れて、効果が消えていきます。
日常生活から環境を変えることで得られる効果なので、職場や住居から離れた自然豊かな温泉地に旅行してみましょう。
もちろん転地効果のみを考えれば温泉地でなくともOKです。
以上温泉ソムリエHPより引用
となり、これらが複合的に作用するので、身体によいと言われています。
実は温泉の医学的な研究って最近まで殆どされていなくて、分らない部分が多いのです。
例えば、最近ではヒートショックプロティンが発見されたりしています。
更に松之山温泉は1,200万年前の化石海水だと言われています。
太古の海水が長い年月熟成して、現在に蘇って来た奇跡の温泉です。
それが何の効果も無いとは考えづらいですヨネ!
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今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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