本当のプロフェショナルの姿を見ました。

近代野球のけん引役で、たとえばWBCで日本が競合国を破って優勝できたのは、組織的な細かい野球が出来ていたからだと言われています。
その基を作ったのが野村ID野球です。

その野村勝也さんが現役時代、4対3とリードされた8回裏、一死満塁で打席が回ってきた。
最低でも外野フライを打って、同点にする自信があった。
しかし、バッターボックスに向かった瞬間、監督から代打を告げられた。
「それほど今の自分は評価されていないのか」と愕然としたそうです。
過去の実績も経験も、もはや役に立たなかった。
しかし代打で出たバッターは最悪のダブルプレー。

野村は「ざまあみろ」と思った。チームはその試合を落とし、野村は引退を決意した。
代打を出されたことよりも、チームメイトの失敗を喜んだ自分が、プロとして失格だと思ったからだそうです。
これこそプロフェッショナル魂だと私は思いました。

これに共通しているのが、現在ワールドカップ男子ジャンプで活躍しているレジェンド葛西選手。
彼は自分の体を常に鍛え、今でも進化し続けるからトップ選手でいられるのですよね。一流のプロの証です。
ジャンプ競技って、分らないところで毎年少しづつルールが変わります。
特に日本選手が活躍すると、翌年は不利なようにルール改正がされると思えるような改正がある気がします。
しかし、それに打ち勝って、すぐに新規定に適合するのも一流のプロの証です。

最後に映画のお話を。古い映画ですが「Rush」という映画を見ました。
この映画は1976年のニキ・ラウダとジェームス・ハントのライバル関係と友情を描いた映画です。
その年にニキ・ラウダは事故を起こし、大やけどを負いました。
お互いライバルなのですが、対照的な性格が面白かった。
緻密なニキ・ラウダに対して、無茶でもなんでもやってのける天才ドライバー ジェームス・ハント。
お互い素質は大して変わりはしないが、その後ハントは自堕落な生活ですぐに引退。
そして、早くにして心臓病でこの世を去ってしまった人だそうです。
それに比較して、ニキ・ラウダは冷静に緻密に努力した天才ドライバーでした。

一体どちらが、本当のプロでしょうか?
色々な世界でも、本当のプロフェショナルって一握りしかいないのではないかと思えます。

タグ:
ID野球
プロフェショナル
本当のプロ
野村勝也

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントは受け付けていません。

ページの先頭へ