国内でトップレベルの濃さの天然炭酸温泉

日本には天然炭酸泉が少ないのです。
成分には炭酸量が豊富なのに、実際に湯舟には程んどないってことが多いのが現実です。

現代では人口炭酸泉が普及して、新潟県でも数店舗導入している施設があります。
そこでは、水道水に高濃度の炭酸を注入しているので、澄んだお湯に炭酸が含まれています。

しかし天然炭酸となると、濁ったり他の成分と一緒に含まれているのですから、濁った温泉になることが多いのです。

清涼感や清潔感を求めるなら、人口炭酸泉に軍配が上がります。
しかし地下から湧き出した温泉に入ると、体中に銀の泡が付き、ぬるいけど非常に温まる炭酸泉って貴重だと思います。

しかし現実は泉質名は炭酸泉ですが、浴槽では蒸発してしてしまって、ほぼ普通のお風呂という浴槽が多いのです。

私が今まで知っている最強の天然炭酸泉は、福島の大塩温泉のたつみ荘の季節限定の露天風呂でしょうか。
ここは、4月末5月初旬の時期だけ、露天風呂の底から温泉が湧きだす不思議な温泉です。
しかし私の知る限り、ここ5年くらい出ていないのが現実です。
来年春は湧き出すことを期待しています。

話は変わりますが、この大塩温泉の近くで、炭酸の湧水を汲み出す井戸があります。
そこで、新潟県のご夫妻が多分二酸化炭素中毒で亡くなられた事故がありました。
二酸化炭素は、重いので井戸に顔を入れると二酸化炭素中毒になる可能性があるので注意が必要です。

お亡くなりになった長岡市のご夫婦のご冥福をお祈りします。

さて、昨日長野県の木曽の山奥にある二本木温泉に行ってきました。

広い道路から枝道にそれて、1キロ以上入った場所にある温泉です。
この先はもう熊しかいないんじゃないか?と思えるような場所にありました。(笑)

そこにあった施設は、日帰り温泉としては小さな施設です。
入浴料は620円で普通の料金です。
休憩所もあって、僕たちが行ったときは高齢者中心に10名ほどが利用していました。

お風呂は中程度の湯舟があるだけで、露天風呂もありません。
湯舟は鉄分が豊富なのか、赤く変色している所が目立ちます。

内風呂も住んではいないお風呂で、入ると湯花も多いようです。
この湯花は汚く感じますが、良質泉の証ですから。

湯舟に入ると、温度はヤヤぬるめの41度程度。
しかし驚くことに、間もなく全身に銀の泡が付くのです。

まるで人口炭酸泉と思うほどです。
浴室内で天然炭酸濃度が濃いのは、私が経験した中では一番でしょう。

こんな貴重な温泉があったんですね。

だから温泉は面白いと感じました。

訪れた施設

二本木温泉

営業時間 10:00~19:00 木曜日定休日

〒397-0002 長野県木曽郡木曽町新開6013-1
 TEL:0264-27-6150

タグ:
天然炭酸泉

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

このブログはBlogランキングに参加しています。

バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです!

応援よろしくお願いします(^^)

コメントは受け付けていません。

ページの先頭へ