2017.1.20(金)
実はすごく大事だった、温泉の低張泉と高張泉違い!
ナステビュウ湯の山の泉質名はナトリウム・カルシウム ─ 塩化物泉(弱アルカリ性・高張性・高温泉)です。
今回お話しするのは( )の中の高張性って書いてありますよね?
浸透圧って?
高張性温泉ってなに?じゃ低張性温泉ってのもあるの?
実はあるんです。
温泉の浸透圧を言っていて、基準は少し難しくなりますが、人間の細胞液と同じ浸透圧を持つ液体を等張液と言いますが、これは8.8gの食塩を1ℓの水に溶かした生理食塩水と同じになります。
つまり、違った濃さの溶液を少しずつ成分が通過できるような仕切りで分けた場合、二つの溶液の濃度は同じになろうとし、濃い溶液から薄い溶液に成分が移動します。
この力を浸透圧と呼びます。
温泉の浸透圧
当然温泉も浸透圧が存在します。
濃い温泉は皮膚を通じて、成分が体に入りやすくなりますし、逆に薄い温泉は、それほどでもありません。
この等張液と温泉を比較して3つの基準に分けています。
つまり、温泉成分総量が
低張泉(8g/kg未満)等張液より浸透圧の低いもの
等張泉(8~10g/kg未満)等張液と同じ浸透圧を持つもの
高張泉(10g/kg以上)等張液より比較して3つの分類に分けているのです。
だから?
ですから、高張泉は浸透圧の関係から、より多くの温泉成分が吸収されやすくなります。
その成分に慣れていないと、湯あたりやのぼせ易くなります。
温泉成分表をみて、んん、高張泉だから加減してお風呂に入ろうと考えるようになると、ベテランの域です。
このように、意味を知っていると対応が全然変わってきます。
今日のお話、少しは役に立ったでしょか?
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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