ある日帰り温泉事件簿 出禁事件Part2

 

出禁があるとすると。

今回も出入り禁止事件簿です。
施設にとって迷惑のお客様を排除すると言っては何ですが、施設の方針と違うのに、それがおかしいので直せと要求してくるお客間も同様です。
仮に当館が出禁の印籠を振りかざす時があるとすると基本的に、もう来ないでくださいと言うより、そういったお客様と楽しい商売が出来ないのでと言う感じのスタンです。

事前のお約束

これはあくまでもフィクションで当館で起きた事ではありません。
そして登場人物も全く架空の人物です。
もし、似ていると感じても、それは気のせいです。
深読みしないようにお願いします。

その事件は突然起きた。

それは、コロナ対策の真っ最中の事でした。
お客様にお名前と、電話番号を記入して頂いていました。
最悪コロナのクラスターが発生した時、日時と電話番号が分かれば連絡できると言う配慮からでした。
今考えると、おかしいくらいバカバカし対処だったと思います。
そんな事をお客様にお願いしている時に起きた事件です。

私達も人間です。

そうなのです、いくらなんでも私たちも人間です。
お客様でも高圧的な態度で接してくると「カチン」となるのです。
それは間違いなく、いくら隠してもお客様にも伝わります。
その日もそんな日でした。
色々いちゃもんに近い注文を付けられ「カチン」と来ました。
すると相手はさらにエスカレートして色々言ってきました。
確かに言っていることは間違いではない。
出も当館にそれを要求するのは場違いです。
そんなに完璧なサービスを求めるなら「リッツ・カールトン」に行けばいいと思います。
その代わりサービス代金は100倍でしょうけど。

前の社長はそうじゃなっかたけどな~

度が過ぎる要求をしてくるので、そこまでは出来ませんね~と答えると「前の社長はそうじゃなかったけどな~」か言われちゃいました。
それ何年前の話ですか?とお聞きすると「5~6年前かな~」と仰るので、私が社長になって15~16年経つんですけど、と反論しました。
もうお互い完全にかみ合わないと言うか、良い感情は持っていません。

その後どうなったか?

お客様は2~3時間おいでで、その間ずっと同行者に当館の悪口を言っていました。
ああ、あんな感じの人がネットに悪口かくんだな~とか思いましたが、知らんぷりしていました。
お帰りになった時、ほっとしましたし、二度と来てもらいたくないとも思いましたが、これで終わっていれば本人に伝えないで済んだのですが・・・・

一時間ほどして電話が来ました。
なんせ、コロナの最中で今日来たお客様の電話番号全部わかるし、特にあのお客様の顔と名前、電話番号は忘れないですよね。
私が電話に出て「誰だれ様ですね。」とお名前を言うと、相手は面食らったみたいでした。
何で名前が分かるんだ!
だってお名前と電話番号頂戴しているじゃないですか!
執念深いあなたの事ですから、多分電話が来ると待ち構えていました。
とは言いませんでしたが・・・・・
驚いた様子でした。
それから、文句を10分ほど色々聞きましたが、これは無理だなと思ったので最期に奥の手です。
私は楽しいお客様と一緒に商売がしたいのです。
〇×様の要望にはとても応えられないので、もう二度とこないで下さい。
今日お使いになった分は全額返金します。
おいくらぐらい利用しましたか?
大体わかっていたのですが、一応聞きました。
もういいと言って電話をお切りになりました。
それから、何度かこちらから電話しましたが、相手が電話に出ることありませんでした。

多分プライドを傷つけられて、ショックだったのかもしれません。
波長が合わない不幸な例と思ってください。
それに私の未熟さから出たクレームだつたと言う事は分かっていますですが、今でももう二度と会いたくないと心から思ったのは正直な気持ちです、来ればそれなりに対応はします。

今回も、あくまでもフィクションですが、実際にこんなことが起きると心が重くなりますね。
こういった不測の事態に対応できるよう、普段から準備しておきます。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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“ある日帰り温泉事件簿 出禁事件Part2” への2件のフィードバック

  1. 匿名 より:

    この様なお客さんになりたくないです。
    大変さ分かりました。

    • mikio より:

      コメントありがとうございます。
      あらゆるお客様に対応するのは私たちの仕事ですから。
      頑張ります。

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