ある日帰り温泉事件簿 「電話で怒鳴るお客様編」

毎週金曜日は「ある日帰り温泉の事件簿」を書きたいと思います。

事前のお約束

これはあくまでもフィクションで当館で起きた事ではありません。
そして登場人物も全く架空の人物です。
もし、似ていると感じても、それは気のせいです。
深読みしないようにお願いします。

いきなり電話でわめき散らす

第一回目は「電話で怒鳴るお客様編」を書いてみました。

ある日たまたま電話に出た、出たとたん相手の興奮が手に取るようにわかる感じでした。

私は休憩中だったので、職員のいつも休憩する6畳くらいの部屋に一人でいた。

電話に出てみると、いきなり社長を出せと要求してきた。
嫌な予感!
外出中ですと言っちゃおうかなと思いました。
でも最初からすごい怒りの電話でした。

こんな人も珍しい。
少し面白くなってきた。

「お前が社長か!
アンケート読んだか?」

と聞いて来た。

前段があった

実はある女性スタッフから、お客様から凄いお叱りを受けてしまいました。
私の対応が悪くて申し訳ございません、と聞いていたので「あの事か!」と思えた。
そして凄い文章でアンケートにも恨みつらみが書き連ねてあった。
私どもが悪くても、こうも一方的に文句ばかり言われても、たまりません。
もう二度と来てもらいたくないと感じました。

会話は堂々巡り

話を戻しますが、私は試しにしらを切って「アンケートは読んでいません。」と答えた。
なぜかと言うと、アンケートには電話番号が書いてあり、次に来る言葉は、何でわびの電話を入れないんだと来るのは分っているから。

対応の事
スタッフの事
施設の事の文句を大声てひたすら言いまくっていた。
全て社長の私の責任です。
申し訳ありませんと答えた。
また逆戻りすると、ですからすべて私の責任です、と言った。
そんなやり取りが30分も続いたろうか?
もういい加減聞いている方も飽きてきた。
しかし電話で怒鳴りっぱなしのこの人、疲れないのかな?
相手がしゃべり続けている以上、こちらから切るわけにもいかず、どうしようと思った時、妙案が浮かんだ。

そろそろ終わりにしよう。

お客様、電話ですのでそんな大声出さなくても、良く聞こえておりますので大丈夫ですよ。

と答えた。
勿論相手を怒らせるためにである。
すると相手は烈火のごとく怒り、さらにテンションが上がった。
「お前なめているのか?」
(いえいえ、お客様がお疲れだと思いまして、倒れられても困りますし)
とか、適当に怒らせるようなことを言っていました。
この作戦、効果てきめんで、それから5分もしないで大騒ぎして相手から電話をかってに切ってしまった。
相当疲れただろう。
きっと今日は良く寝れるだろうな、と思いました。
そして、もう二度と来てもらいたくないし、お会いしたくないお客様だと思いました。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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