今後のナステビュウ湯の山の見通しは??

5月8日にナステビュウ湯の山の自家源泉の井戸の自噴がストップして2カ月たちました。
まさか、こんなに時間かかるとは思ってもみませんでした。
最悪でも、お盆前には開業できるかな?と予想していましたが、予想をはるかに超える障害がありました。

現在、ナステビュウ湯の山は温泉法に基づき、温泉井戸動力設置許可/温泉利用許可の申請準備中です。
申請の前に決めなければならない事があります。
それは、今度は動力で温泉を汲み上げる訳ですが、問題があります。

その一つは温泉ポンプを源泉井戸内部に設置して温泉を汲み上げる方法です。
安定して静的に汲み上げることが可能だそうです。
しかし、問題があります。

源泉井戸内のポンプ設置の場合

源泉温度が高い(96℃)なので国内ポンプでは対応機種が無い。
アメリカ製のポンプは可能だそうですが、発注かけてもすぐに出来ない。(最大で半年かかるそうです。)
高価であるが、源泉が濃いため定期メンテナンスを必要とする為2台体制の必要がある。
現在国内ポンプで特別仕様で対応ポンプが作れないか、打診中だそうです。

エアーリフトで汲み上げる場合

松之山では兎口の露天風呂(碧の湯:現在は閉館)エアーリフト方式で汲み上げていました。
しかし、温泉が塩分系で空気を送るので、注入したエアー管や導入管がスグに錆びてボロボロになる為一年を待たず交換しなければならず、手間とメンテナンス費用が掛かる。
更に、コンプレッサーで空気を送るので、温泉も酸化しやすく、井戸内も振動で温泉が濁る。

汲上方式を決めたら、新潟県に申請を出しますが、その後温泉審議会を得てから、許可が出されると思うのでそれまでは営業再開は難しいと考えています。
温泉動力の選定機種によっては、さらに期間が延びる可能性もあります。※アメリカ製の温泉ポンプを選択した場合

そんな大事になってしまいましたが、現在は耐えるしかありません。
温泉が自噴しなくなり、絶望し、その後の調査で動力汲み上げで温泉が確保できることが分かり、安堵したのもつかの間。

今度は温泉法で温泉を汲み上げする場合は、色々な調査をし資料を揃え申請し、温泉審議会を得て都道府県より許可を得る必要があるそうです。
温泉行政は色々制限があるようです。
その様な不定要素が多くあり、再開の見通しは不透明ですが、現在分かっている事は、許可は11月になりそうだと言う事です。
その後機材を頼んで工事ですので、さらに日数がかかるって事だけです。

By アフロ高橋

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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