新潟県が世界に誇れる、泳ぐ宝石ってご存知?

081389小さいころ、叔父さんが鯉を買っていました。
食用の普通の鯉も飼っていましたが、錦鯉も飼っていました。

春になるとスギの葉を池に入れるんです。
すると、そこに小さな少し黄色かかったキラキラ光る卵をビッシリと産むんですね。

今度はその卵を、専用の何も入っていない池に移すんです。
親鯉が入っていると、生まれたばかりの小さな子供の鯉を、みんな食べちゃうから。

お盆のころ、一次選抜を行います。
成長度合いや色の出方、模様の美しさを基準に選んでいきます。
なんで、選別するかと言うと、その後飼育していく中で、スペースやエサ代を考える、優秀な鯉だけ残し後は処分されるのです。

処分と言っても、川に放たれるか、ため池に放つか?になります。
日本の錦鯉は、そうやって何代も優秀な血統を磨いてきました。

その年に生まれた錦鯉も、秋になると10センチくらいに成長します。
ここでまた、最終選別をされ将来豊かな鯉だけが越冬用の池に入ることが許されます。

皆さん、錦鯉って最古の観賞魚だって知ってました?
普通鑑賞魚は横から水槽で見ることが前提で改良されています。
例えば和金なんかもそうですね。
水槽から、横で見て美しいように改良がされてきました。

所が錦鯉は大型の観賞魚です。
最初から上から眺めて美しいように改良された、珍しい鑑賞魚なんです。

そして、何代も何代も、美しさを求め膨大な鯉の中から、素晴らしい鯉だけ選ばれてきました。
その結果、姿と色は他の淡水魚に類を見たいほど美しい観賞魚が完成しました。

特に白、と赤と黒の三色は他に類を見ないほど鮮やかできれいな発色をしています。
さらに、金や銀色の艶やかな鯉まで誕生させました。

金銀の観賞魚って聞いたことあります?
凄いですね。
このような事から、錦鯉を泳ぐ宝石ともたとえられるわけです。

その泳ぐ宝石の世界的な産地が新潟県なんです。
特に山越地区は昔から有名でした。

十日町ににも飼っている方は沢山おいです。
以前は越冬中に死んでしまうリスクもたくさんありましたが、最近はボイラーで水温を上げて、冬でも餌をあげて成長させているようです。

錦鯉には新潟県の粘土質の土質と、雪解けの軟水が合うようです。
今は錦鯉も見直され、世界のバイヤーが小千谷や長岡に買い付けに来ているようですね。

凄い、世界の錦鯉をリードしているわけです。
これからも、新潟県はお米だけじゃなくて、鯉も世界のトップなんですよ。
着物も鯉も、美しいものを生み出す気質の土壌が育っているんですね。
僕にはそんなセンスないけど(笑)

タグ:
泳ぐ宝石
錦鯉

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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