2020.1.22(水)
入れ墨タツゥーの入浴問題
多くの方が、入れ墨やタツゥーをしている人は公衆浴場や日帰り温泉に入れないのが当然と思っていませんか。
入れ墨・タトゥーの日帰り温泉の入浴拒否問題は実は複雑なのです。
入れ墨・タツゥー入浴拒否
所が私たちのような事業者、特に公共の日帰り温泉系はそういった傾向が強いですし、お客様も入れ墨者は温泉には入れないものだと思い込んでいます。
でも、実はそんな事は無いのです。
法律的な見地
法律的には、このようなルールは無効な可能性が非常に高いのです。
「銭湯や公衆浴場に関係ある代表的な業法としては公衆浴場法があります。
公衆浴場法では、伝染病にかかっている方々の入浴拒否を義務づけていますが、刺青がある人の入浴拒否は義務づけていません。したがって、業界側の自主規制と言う形で定着しているのです。
自主規制も怪しくなってきた。
自主規制ですから、本人がどうしても入りたいというと、規制する手段は無くなります。
さらに、オリンピックを控え公衆浴場や温泉旅館で、入れ墨(タトゥー)を容認する動きが出ているのも事実で。
2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、政府は入れ墨だけを理由に利用を拒むのは「不適切」との方針ですから、この問題も国際基準に向けて動き出しているのも事実です。
ナステビュウ湯の山の場合は
ナステビュウ湯の山では全国的にも先進的な運用をしています。
当館のルールは入れ墨・タツゥーの入っているお客様でも、その範囲は10センチ×10センチ内であれば、フロントで用意しているタツゥーシールを貼って貰えば入浴はOKと言う決まりを定めています。
では、それでも全身入れ墨の方が入浴したらどうするか?
お客様に当館のルールを説明して、早目にお風呂から上がって頂くようお願いしています。
過去には、和柄の入れ墨の方がお風呂に入っていると連絡が着たり、たまたまお風呂チェックに行った職員が見つけたりしたこともあります。
私の個人的な意見
ただ、一般の方は入れ墨=やくざ=怖いって図式になってしまっているのも事実です。
やくざや暴力団と言う職業があるのかどうか???ですが、反社会勢力の方の何パーセントが入れ墨を入れているのかもわかりません。
個人的な感想ですが、若い方の入れ墨は綺麗ですね。
以前、お風呂に行ったら写真に撮りたいくらい綺麗な入れ墨の方が入浴されていました。
あんな綺麗な入れ墨だったら、人に見せたくなるだろうと感じました。
別に入れ墨が人に移るわけでもないですから、おとなしくしていればいいと思えますが、どうでしょうか?
でも、仮に入れ墨の方が自分の権利を主張するのも少し変だと思うのです。
日本人の常識として銭湯や温泉は入れ墨は入れないッていのが常識化しています。
それを承知で入れ墨を入れているわけですから、その時点である程度の覚悟は出来ていなければおかしいと思うのです。
ま、いずれにしてもまだまだこじれそうな問題ですね。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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