浴槽水の水質検査結果が来ました。

殺菌中の浴槽

今まで営業していた施設が営業再開後すぐに食中毒を起こしてしまったとか、新規営業を始めたら食中毒を起こしてしまったと言う話を聞くことがあります。

これは衛生管理に穴があり、そこがリスクになってしまった可能性が高いのです。
当館も以前もお話しした通り、浴槽水の自主検査をレギュラーで2カ月に1回開業3カ月は毎月行いますと宣言しました。
今回は少し遅れて10月9日に採取したものを検査してもらいました。
勿論すべての検体は陰性(レジオネラ菌が検出されない)でした。
まずは安心です。
これで営業再開して三か月連続で陰性でした。
当然と言えば当然ですが・・・・・・
このまま今の管理方法で清掃消毒を続ければよいと考えています。
因みにレジオネラ菌の検査方法には現在大きく分けると2つの方法があります。
僕もあまり詳しくないのですが、一般に用いられている方法が培養法です。
これは採取した検体を一定期間培養して結果を見る方法です。

これだと、現在生きている菌が正確に分かる利点がありますが、10日位時間が掛かるのが難点です。
もう一つがLAMP方遺伝子を測る方法なので数時間で結果が出ますが、死菌の遺伝子も検出するので、で消毒した直後は検出される恐れがあります。
しかし結果は数時間で出る利点もあります。

現在は簡易検査で、菌がいるかどうかすぐに分かる資材も開発され、知識と技術があればレジオネラ菌を封殺する事も難しい事ではなくなりました。

当館は勿論日常の衛生管理は万全だと自負しています。
でも、どこかに穴があるかもしれません。

行政が指導する清掃頻度は

浴槽

行政:概ね2週間に1回清掃消毒する。
当館:毎日清掃温泉は全量交換、消毒は1週間に1回

循環配管

行政:2週間に1回以上消毒、年に1回以上内部の汚れを除去する。
当館:毎日高濃度の塩素で消毒、1週間に1回別な薬品で消毒、4ヵ月に一回過酸化水素洗浄を行っている。

集毛機

行政:一日1回以上清掃する。
当館:毎日1回清掃している。

浴槽温泉水の検査

行政:循環ろ過装置を使用している場合

年に2回以上、水質検査を行う。
ただし、循環ろ過装置を使用し1週間以上、浴槽水を交換しない場合や気泡発生装置/ジェット噴射装置等、空気中に微細な粒子を発生させる設備がある場合どは年に6回以上の水質検査が必要です。

循環ろ過装置が無い場合
毎日1回以上は完全に浴槽水を取り替える。
毎年に1回以上は浴槽水の自主検査を行う。

当館:営業再開後3か月は月一回、その後は2ヶ月に1回実施予定

検査を頻繁にやれば衛生状態が良くなるわけではありませんが、最悪の場合でも早く対処できるので、当館はなるべく短時間に検査するようにしています。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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