嬉しくない1周年!ですが、この経験が将来に生きてくるはず!!!

本日のナステビュウ湯の山

実は本日は余嬉しくない1周年です。
昨年の5/8の午後から温泉が自噴しなくなり、一年前の本日から営業休止の状態が1年続いたのです。
改めて温泉ビジネスのリスクを感じました。

私たち温泉のビジネスを行う事業主体にとっては、温泉が出なくなるリスクはどうしてもあります。

色々考えてみると、当館のように突然温泉が自噴しなくなるって言うのは、本当に珍しい出来事なのかもしれません。
これは当館にとっても、業界にとっても想定外の出来事だと思います。

私の知る限りでは、地震や火山活動、または地殻変動を伴わない温泉の激変は聞いた事がありません。

ただし、季節限定の露天風呂がある奥会津の福島県金山町に天然炭酸泉の大塩温泉に季節限定の露天風呂がありました。

このお風呂、春には湯船の底から上質天然炭酸泉が自噴して、6月になると、自然に枯れると言った世にも不思議な露天風呂でした。

しかし、このお風呂もすでにここ5~6年も自噴していないようです。
もう少しで自噴する所まで行っているのですが・・・・・・

季節限定の露天風呂を堪能する事を狙っている僕は、今年も残念な思いをしていると言った特殊な温泉もありますが・・・・

温泉は一般的に掘った時点が最大湧出量で、その後は徐々に減っていくと言うのが一般的でした。

それが24年も一度もトラブルなく噴出していた温泉が、短期間で急激に止まってしまうなんて本当にレアな出来事なんでしょうね。

当館の場合は、温泉が完全に自噴しなくなってから、調査して対策を決めた事が遅れた一因かもしれません。
(原因は温泉が枯れた訳ではないようです。)

当時、温泉量が半減した時の対策は考えておりました。
しかし完全にストップした時の対策は全く考えていませんでした。

もし、予め完全に温泉が止まる事が事前に分かっていれば、その対策をに事前に取っておくことができたと思うのです。

今回復興に時間がかかった一因は温泉法に起因する許可認可の時間的な要因も大きいのではないでしょうか。

当館も完全に温泉が止まって、地下には温泉が有る事が分かって、源泉井戸にポンプを設置して温泉を確保する方針が決まったのが5月の下旬から6月で、実際に新潟県から許可を頂いたのが11月の下旬でした。

つまりその間、約7か月もかかってしまいました。

更に当館の使っている源泉井戸が上質泉だったことも復旧を遅らす一因になりました。

当館の源泉は温泉温度が95℃、成分総量が約15,000mgもあります。
つまり非常に濃い高温温泉なのです。
動力で汲み上げるには、エアーリフト方式と言って、井戸の中に2本のパイプを挿入して、中心にエアーを送って、その泡が浮き上がるリフト力を使って汲み上げる方式と、源泉井戸内にモーターポンプを設置して汲み上げる方式があります。

一般的には源泉内にモーターポンプを設置するやり方です。
その方が温泉確保が安定的で、長い間メンテナンスが軽い事があげられます。

聞いてみると殆どの施設は、温泉が出なくなるまでそのまま使用を続けているようです。
そしてポンプが故障したり、老朽化で量が減ると新品に交換する方法が多いようです。
一方エアーリフト方式では、源泉内に配管した管が腐食してしまい、数年に一度交換しなくてはならないと言うメンテ上のリスクがあります。

特に松之山温泉の場合は塩分が濃い温泉です。
松之山温泉の翠の湯の露天風呂では毎年配管を交換する必要があったそうです。
当館場合はそれより温泉量が多いので、さらに交換頻度が増すことが考えられ、半年の1回の交換も考える必要があるそうです。

実質年間2回の配管交換では、時間的な問題と費用が膨大で安定性も????
色々な意見がありましたが、総合的に判断して当グループでは源泉モーターポンプでくみ上げる方式を選択しました。

その事が更に再開を遅らせています。
温泉確保をする為の源泉用のポンプが国内では大体こんな感じです。

つまり使用できる最大温度は90℃までだそうです。
当館の使っている源泉井戸の泉温は季節によって多少変動しますが95℃~97℃位あります。

さらに強塩化物泉で成分も非常に濃い温泉です。
お風呂の入るには成分が濃くて、良質泉なんですが、ポンプにとっては過酷な条件になります。
つまり安定的に温泉を確保する保証が無いわけです。

でも世界は広いのです。
温泉専用ではないにしろ、十分松之山温泉にも対応するモーターポンプがアメリカ製ですが見つかりました。

そして、それが日本国内でも、温泉モーターポンプとして使用している施設もあったので、当グループもそのポンプを採用しました。

しかし特殊なポンプで、費用も掛かる事を除いては、特殊ポンプゆえに作るにも、輸入する為に運搬や手続きにも時間がかかる事があります。

当初!半年間程度の時間的な目安が必要だと言われたのですが、今回最大の安定的な選択が将来の安定性に繋がると判断し、今は我慢しても後で良かったと成るのではないかと、期待しながらポン到着を待っているのが現実です。

現状でポンプが現地に到着すると、具体的に営業再開の日程も見えてくるのですが、現在では間もなく再開できる予定だとしか言えません。

もう少しお待ち頂ければ更に詳しい情報が入って吉報も報告できると思うのですが・・・・・

ヤキモキしてお待ちいただいているお客様には、ご迷惑おかけして申し訳ございません。
でも、私たちは諦めていません。
お待ちいただいているお客様や取引業者の方々、本当にもし訳ございません。
もう少しお待ちくださいとしか言えない歯がゆさもありますが、頑張ります。
そして幸運を感じています。
だって1年間も営業できないのに、会社も従業員も残ってくれていて、まだ再開予定は変わっていませんし、多くの方や地域の再開の期待も感じます。
本当にありがたい事です。

いつも同じような事を書いていますが、このような事情ですので、皆様にも温情をおねがいします。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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