2014.9.5(金)
日帰り温泉の明と暗
こんにちは、今日も僕のブログに来てくれてありがとうございます。
今日は長野市近郊のある日帰り温泉を紹介します。
年間3回以上行く「地蔵温泉 十福の湯」
僕は長野県で年間、最低3回は行く日帰り温泉があります。
その施設は「地蔵温泉 十福の湯」さんです。 初めてその施設に行ったのは冬でした。 この施設は長野市と上田市を結ぶ道路の峠にあるんです。
標高は1,000mくらいです。 だから、冬なんて勘弁してほしい感じです。 途中の道路は凍っているし、風は強いし、吹雪だし(笑)
とんでもない場所に建っている施設なんです。
所が、平日にもかかわらず、吹雪だっていうのに結構お客様がいるんですね。どんな魅力があるか? 最大の魅力は大きな露天風呂ですね。
天然石を配した日本庭園みたいな露天風呂が売りだと思います。
プロ的に見ると、滅茶苦茶お金かかりそうです。だって、巨大な露天風呂の温度を保つために、どれだけ重油が掛るか?考えたくない感じです。
内風呂は源泉かけ流しだそうです。
くどく言うとプロ的に見ると、ここの温泉はPHが9.4もあるアルカリ泉です。要するに消毒用の塩素が効きづらいレベルなんですね。
私が嗅いだところ、露天風呂の殺菌は塩素を使っていないようです。
しかし、水風呂はバリバリ塩素殺菌でした。
でも、これだけ大きな露天風呂だと、凄い水処理施設が必要なんでしょうね。と思うと、駐車場から見える施設は、こんな感じです。
これ全部が水と温泉処理施設です。凄いですね、チョットした浄水場って感じです。
さらに、館内には床屋さん、マッサージルーム、パン屋さん、売店、食堂、手打ちそばコーナーなどがあり、全てに従業員を配しています。
平日なのに、スタッフも15人から20人くらいいる感じでした。年間20万人~30万人も訪れる、人気施設だそうです。
当館とは全く逆な発想をした施設でした。
ところかわって、ある日帰り温泉施設
長野市から、この十福の湯に来る途中に、ある日帰り温泉施設が出来ました。
やや、おおざっぱな作りで、高級感はないのですが、露天風呂も日帰り温泉としては、大きな方です。
こちらは、塩素殺菌しているようです。受付の女性は圧倒的に可愛かったと思います。
食堂や休憩所に高級感は全く感じられず、ただ休める、そして食事もとれるって感じです。
しかし、総体のレベルは施設も新しい事もあり、そう悪くない感じです。まあ、まあの施設ということが出来ます。
しかも、巨大商圏の長野市には近いし、高速のインターからも10分程度で恵まれています。
所がですね、昨年の6月より急に休業をしてしまったんですね。
要するに、資金が回らなくて倒産したんだと思います。
開業時の無理と、資金繰りの悪化でしょうが、要するに、あまり儲からなかったからですね。
僕は、近くに超強力な十福の湯があったために、結局ある程度のレベルでも、お客様はそっちの方に流れた結果だと思うのです。
つくづく、日帰り温泉は商圏(立地)だけではないということが、身に染みる一例です。
さいごに
何度も言いますがプロから見ると、では十福の湯が万全かというと、これからも多くのお客様を確保し、売り上げを上げ続けないといけない施設で、場所的に従業員の確保とか色々な意味で難問はあります。
少し売り上げが減っただけで、問題が表面化するような感じで、うかうかしていられず、常にシビアなかじ取りが大切だと推測されます。
でもこの施設は非常に意欲的な施設で、常識を変えるような斬新な考えも沢山あります。
これからは、こんな施設に頑張ってもらって温浴日帰り温泉業界に新し波を作ってもらいたいですね。
そして、私も勉強の為に、これからも寄らせていただきます。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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