2025.10.7(火)
お仕事で最も恐ろしいのは無関心です。
私たちの仕事は「サービス業」です。
つまり、物ではなく「サービス」そのものをお客様に提供しています。
お客様が支払った対価にご満足いただくこと――それが私たちの使命です。
同じ業種でも、繁盛しているお店とそうでないお店があります。
では、どうすれば繁盛できるのか?
もしそれが分かっていれば、誰も苦労はしませんよね。
当館もかつては「薄利多売戦略」をとっていた時期がありました。
確かにお客様の数は確保できましたが、来館の動機は「安いから」。
その結果、施設への愛着が感じられず、
館内が汚れる、お客様同士のトラブルが起きる、備品がなくなる――
そんな問題が次々と起きました。
私が社長に就任した際、この戦略はやめる決断をしました。
大切なのは、「お客様をよく観察し、気持ちを理解すること」。
そして、もうひとつは「カンニング」です。
学生時代のカンニングはもちろんご法度ですが、
社会に出れば、同業の繁盛店をいくら研究して真似しても罪ではありません。
むしろ、それが成長の近道なのです。
自店を冷静に見つめ、時代の変化に合わせて柔軟に進化できるビジネス――
それこそが本当に強い企業だと感じます。
ただ残念なのは、こうした話をしても、
各部門の責任者の中にはあまり関心を示さない人が多いことです。
その根本は、人間の脳の特性にあります
簡単に言うと、変化を嫌うのです。
それはホメオスタシス(恒常性)とも言われたり、現状維持バイアスや認知的不協和とも言われたりします。
つまり、現状から本能的に変わりたくないのです。
しかし現状維持を選ぶということは、進んでいる時代の進歩に取り残されるということ。
つまり「退化」なのです。
小さくてもいい、新しいことに挑戦し、失敗し、考え続ける。
その積み重ねの先にしか、未来はないのだと思います。
偉そうなことを書きましたが、それが出来ていないジレンマに悩んでいるのですが、明日も諦めるつもりはありません。
皆さん、応援してくださいね。
今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。
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