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私の座右の銘はこの言葉

不易流行

この言葉は、私がビジネスの基本と考え、また座右の銘として大切にしている言葉です。

俳聖・松尾芭蕉は、弟子たちに俳諧の真髄を説く際、「不易流行」を重んじるようにと教えました。

「不易」とは、哲学や理念、しきたりや風土など、時を経ても変わらないもの。

一方で「流行」とは、時代の移り変わりに応じて変化していくものを指します。

この言葉は非常に奥深く、一言で語り尽くせるものではありません。

私なりの解釈では、「何事も時代に合わせて柔軟に変化していくことが大切である」という教えだと思います。

ただし、その変化の根底には、決して揺るがない理念や信念といった“本流”が存在しなければならない――それが「不易流行」の真意なのだと思います。

ビジネスの世界でも、常に変化し続けることが求められます。

日本を代表する家電メーカーのシャープは、液晶テレビの大成功によって逆に変化できない企業になってしまいました。

東芝も同様に、過去の成功が変化の足かせとなった例でしょう。

一方で、フジフイルムはどうでしょうか。

かつてはカメラ用フィルムが主力でしたが、デジタル化の波によりその需要は急減しました。

しかし同社は、長年培ってきた技術資産を活かし、化粧品や医療、半導体分野へと事業を広げて新たな活路を見出しています。

対照的に、フィルムの王者だったコダックはデジタル化の流れに乗り遅れ、現在は往年の面影をほとんど失ってしまいました。

ビジネスにおける「不易流行」とは、企業の強みや社風という“変えてはならない核”を守りながら、時代の変化に柔軟に対応していくこと――その両立だと思います。

もちろん、それを実現するのは簡単なことではありません。

しかし、変化と不変のバランスを保つことこそが、企業が長く生き残るための鍵なのだと思います。

今回も最後まで読んでいただいて、有難うございました。

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