3月中旬なのに雪が降っています。

今日は3月19日、水曜日です。 昨日は休館日で、今日はその明けとなります。

私の休館日明けのシフトは、いつも露天風呂の温泉の入れ替えから始まります。 本当は、温泉は普通に溜まっているので、入れ替える必要はありません。
しかし、前日に配管を殺菌洗浄すると、どうしても翌日は温泉が濁りやすくなるため、念のため誰も入っていない露天風呂の湯を入れ替えています。

正直、もったいないし手間もかかります。 でも、今日来てくださるお客様に少しでも良い環境でお風呂を楽しんでいただきたい。 決まりではありませんが、そういう気持ちで毎回行っています。

こうした手間や経費をかけても、お客様には気づかれないかもしれません。
まして今日は雪が降っており、来館されるお客様もいつもより少ない…… もしかしたら半分くらいかもしれません。

「だったら、こんな手間と経費をかけなくても……」 そう思うこともあります。 でも、お客様が少ない時ほど、しっかり満足していただくことが大事なんです。

今日お越しになるお客様は、この悪天候にも関わらず来てくださるお客様です。 そのお客様を失望させてしまっては、私たちの明日はありません。

何か事情があったのかもしれません。 でも、こんな悪天候の平日にわざわざ足を運んでくださるお客様は、当館のコアな存在。
そのお客様さえ見放してしまえば、未来はないと思わなければなりません。

私たちも、苦しい時や厳しい状況の時ほど、どうすればお客様に喜んでいただけるのか？ また来たいと思ってもらえるのか？ 真剣に考え、行動し続けることが大事です。

もちろん、失敗したり、成果が見えにくいこともあるでしょう。 それでも続けるのです。

失敗から学ぶこともあります。 そして、お客様は施設側の努力や奮闘を必ず見ています。

「頑張っているね」と応援してくださるお客様も出てきます。 だからこそ、頑張り続けましょう。